朝鮮人台湾人の戦争犯罪人とは? わかりやすく解説

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朝鮮人・台湾人の戦争犯罪人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:47 UTC 版)

BC級戦犯」の記事における「朝鮮人・台湾人の戦争犯罪人」の解説

BC級戦犯中には当時日本統治下にあった朝鮮台湾出身朝鮮人台湾人がいた。その数は、朝鮮人148人、台湾人173名だった。 連合国が、日本の戦争犯罪中でも捕虜虐待を特に重視していたこと(ポツダム宣言の第10項)、日本軍が、東南アジア各地設置した捕虜収容所監視員朝鮮人台湾人軍属充てたこと、連合国各国朝鮮人台湾人を、「敵国使用され臣民」と見なし日本人として裁いたこと、上官命令に基づく行為でも責任免除されいとしたことが、多く朝鮮人台湾人戦犯生み出した要因となった泰緬鉄道建設の例に見られるように、日本政府が「ジュネーヴ条約」の準用連合国各国約束しながら、それに基づいた処遇適正に行わなかった為、条約反した命令処遇実行責任が、末端軍属にも問われた(厳密には「準用」は「遵守」に比べて実行側の裁量余地大きいが、そうした主張が通る状況ではなかった)。 朝鮮人戦犯148人のうち、軍人は3人だった。1人洪思翊中将であり、2人志願兵だった。この他通訳だった朝鮮人16人が中華民国の国民政府によって裁かれ、うち8人が死刑となった。残る129全員が、捕虜収容所監視員として徴用され、タイ・ジャワ・マレーの捕虜収容所配属され軍属である。 尚、敵国婦女子はじめとする民間人抑留したジャワ抑留所の監視にも朝鮮人軍属あたったため、オランダ法廷戦犯となっている。 台湾人軍属は、ボルネオ捕虜収容所配属された。オーストラリア法廷多く台湾人戦犯として裁かれ、うち7人が死刑84人が有期禁錮となった朝鮮人台湾人戦犯受刑者は、日本人受刑者が「内地送還」になる際、一緒に日本送還され巣鴨プリズン刑の執行継続された。

※この「朝鮮人・台湾人の戦争犯罪人」の解説は、「BC級戦犯」の解説の一部です。
「朝鮮人・台湾人の戦争犯罪人」を含む「BC級戦犯」の記事については、「BC級戦犯」の概要を参照ください。

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