普通列車・快速列車用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 17:24 UTC 版)
「九州旅客鉄道」の記事における「普通列車・快速列車用」の解説
近郊形電車については811系を皮切りに813系・815系・817系・821系といった新形式車両を北部九州を中心に積極的に投入している。817系は南九州エリアにも投入され、国鉄型電車の置き換えを進めている。一方、門司駅 - 下関駅間で運用可能な交直両用電車は、分割民営後は1両も造られていない。交直両用電車の更新については、JR東日本からE531系の投入で余剰となった415系500・1500番台を購入する形で行っている。一般型気動車については、キハ200系・キハ125形の2形式が投入されたほか、キハ40系をはじめとする気動車置き換えを見据えた交流蓄電池電車としてBEC819系、ハイブリッドディーゼル車両としてYC1系を開発している。 座席の種類別で見ると、JR九州発足後に開発された普通列車用の電車については、815系を除いて転換クロスシートが採用されることが多かった。一方で、近年福岡都市圏向けに投入された303系、305系、813系500番台、817系2000番台・3000番台、821系などの電車ではロングシートも積極的に採用している上、既存の811系でも転換クロスシートからの改造車が増えている。特に2010年代以降は転換クロスシートの車両の新製はなくなった。 2016年に、JR化後に製造された811系の改造に着手。駆動装置は最新鋭のものに更新し、転換クロスシートはロングシートに改めるなど、既存車両の延命化を見据えた大規模なリニューアルが行われた。改造車の第1号は2017年4月から営業運転を開始した。以後2024年頃を目途に811系全27編成の改造を行う予定。他の形式ではトイレの設置を進めており、近年では103系1500番台、303系の全編成、キハ125形の全車に、バリアフリー対応トイレが設置された。キハ31形の運用終了により、全列車にトイレが設置された。 2021年以降、813系の一部車両において乗降口付近の座席を撤去して定員を増加させる改造が行われている。改造された際、それぞれ改造元が200番台と1100番台の車両は2200番台と3100番台に改番されている。 普通・快速列車用の車両群(左から415系2本・811系・813系)
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