昭和以降の解釈とは? わかりやすく解説

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昭和以降の解釈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 18:38 UTC 版)

土転び」の記事における「昭和以降の解釈」の解説

水木しげる著書では、「土転び」の表記で、2種類妖怪言及されている。ひとつは九州に出るとされ、内容は『妖怪談義』(柳田)のものとほぼ同じである。もうひとつは、中部地方によく現れとされる旅人が峠を歩いていると、後ろから何者かが追って来るような気配がし、慌てて走り出すと、藁打ちのような姿の土転び転がって来て旅人追い抜き、峠の下で待ち構えている。そのままなにも悪さをしないので、恐れずそのまま通り過ぎれば無事に済むが、土転びのいる道を避けて通ろうとすると、山中迷い込んでしまうという。旅人守ってくれる峠の神ともいう。ただし、この説を裏付けるような民俗資料などの一次出典確認されていない水木著書にある「土転び」は複数伝承複合し、さらに水木自身創作加えて作り出したものと見られている。 大映映画の『妖怪百物語』(1968年)『東海道お化け道中』(1969年)に登場しており、毛むくじゃら大きなダルマのような形でデザインされている。

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「昭和以降の解釈」を含む「土転び」の記事については、「土転び」の概要を参照ください。


昭和以降の解釈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 09:12 UTC 版)

油すまし」の記事における「昭和以降の解釈」の解説

昭和以降妖怪関連書籍はしばしば、油すましが以下のように解説されている。 全身羽織ったすました顔妖怪。油の入った瓶を持ち、峠に突如出現し通行人驚かせる正体は油を盗んだ罪人亡霊。 「羽織った姿」とされるのは、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』登場する羽織った地蔵のような姿の油すましや、大映映画妖怪シリーズ妖怪百物語『妖怪大戦争』登場する油すましが、その後各種媒体影響与えたためと見られており、映画さくや妖怪伝』で大映映画油すましオマージュとして登場した妖怪化け地蔵」も、このデザイン踏襲している。 これらのオリジナルは、『鬼太郎』の作者である妖怪漫画家水木しげる妖怪画だが、これは伝承とは無関係に描かれ創作であり、本来の天草伝承像とは大きく異なるものと考えられている。雑誌『怪』での京極奨励賞受賞した評論によれば文楽用いられる首」という名称の人形の頭がこの妖怪画モチーフ指摘されており、妖怪研究家京極夏彦自著においてこの説を支持している。書籍によっては、すまし顔であることが「すまし」の名の由来とされているが、前述の『妖怪談義』では「すまし」の名の由来不明とされるまた、児童向け書籍では「頭が良い」「天才的」と解説されていることもあるが、これは前述映画『妖怪大戦争』油すまし参謀格として位置づけられていたことが由来解釈されている。

※この「昭和以降の解釈」の解説は、「油すまし」の解説の一部です。
「昭和以降の解釈」を含む「油すまし」の記事については、「油すまし」の概要を参照ください。

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