旭日旗や旭日旗に類似する模様への反発の事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:22 UTC 版)
「旭日旗」の記事における「旭日旗や旭日旗に類似する模様への反発の事例」の解説
奇誠庸の発言以降、旭日旗への反発はスポーツの国際大会以外にも様々な国際的な分野に拡大している。旭日旗や旭日旗に類似する模様を使用し韓国側から抗議を受けた者の反応は「謝罪した」「撤去(除去)した」「逆に反発を呼んだ」など多様である。中には韓国メディアが「主張が通った」と伝えるものの、実際にはデザインが使われ続けるケースもある。 2013年の東アジア杯では観客席における日本サポーターによる旭日旗使用が問題視された。7月28日の日韓戦で安重根などの巨大な幕が韓国サポーターらによって掲げられたことに日本サッカー協会が抗議し、幕は前半終了後に韓国サッカー協会によって強制撤去された。これに対し韓国の安敏碩国会議員が「日本のサポーターは日本軍国主義を象徴する『旭日昇天旗』を持って入場していた。国際サッカー連盟に訴えるべきだ」と主張して同協会に謝罪を要求した。韓国外務省も8月1日の定例会見で「(旭日旗が)韓国国民と、過去に日帝の被害を受けた人々にどのような意味を持つものか日本はよく分かっているのではないか」と猛抗議した[リンク切れ]。 2013年には格闘家の道着にも抗議が波及した。2013年に総合格闘家のジョルジュ・サンピエールがニック・ディアスとの試合において着用した道着には旭日旗に類似する模様が描かれていた。これに対して韓国人格闘家のジョン・チャンソンは自身のフェイスブックに「旭日旗はアジア人にとってハーケンクロイツと同様の戦争犯罪の象徴だ」と抗議した。それに対しサンピエールと道着をデザインしたHayabusaは「意図したものではなく、傷ついた人たちに謝りたい」と謝罪した。 2013年、ニューヨーク近代美術館が開催した横尾忠則展に展示された作品に旭日旗から着想を得たデザインの作品があったため韓国系から抗議されたが、美術館側は「旭日旗を称揚していない」として韓国側の訴えを退けた。 2015年、オンライン海戦ゲームWorld of Warshipsを提供するWargaming.netは、旭日旗を巡る議論が炎上したことにより「旭日旗及びその他歴史的な表記物に関するガイドライン」を定めて旭日旗を排除し、代わりに日章旗を使用させることで問題解決を図った。このガイドラインが発表されてから、旭日旗の復活を求めて署名サイトで12000人以上の同意が集まった。なお軍旗やそれに相当するものが排除されたのは日本だけであり、イタリアやロシア、イギリスの艦船などは国旗ではなく正規の海軍旗が掲揚される。
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