旧共和国
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映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で描かれたヤヴィンの戦いの2万5,053年前、銀河系に存在する人間、エイリアンなど文明民族が惑星コルサントにて統一銀河憲法を批准し、これにより銀河系を統治する惑星間同盟「銀河共和国」が成立した。首都は惑星コルサント。元老院議会を始め主な政府機関、ジェダイ聖堂などがある。当初は相互安全保障・貿易同盟として出発したが時代を経るごとに勢力を拡大し、最終的には数千の星系が加盟する銀河系の中央政府となった。加盟国は銀河憲法を批准しても政体を維持することが認められていたため、共和国には君主制国家から民主制国家まで様々な政治体制を持つ国家が参加していた。 共和国は各惑星間の紛争調停の役割を担っており、ジェダイの騎士が共和国の特使として派遣され調停に当たっていた。このため、ジェダイ評議会は共和国の非公式の警察組織として活動し、同時に元老院の助言機関としての役割も担っていた。しかし、ジェダイ騎士団の中から共和国やジェダイに反抗する者が現れ、彼らは共和国を脱退して「シス」を名乗り一大帝国を建設し、ヤヴィンの戦いより約5,000年前に共和国に対して戦争を仕掛けてきた(ハイパースペース大戦)。 その後も共和国は度々この「シス」の存在に悩まされる歴史を送ることになる(シス大戦など)。その度にジェダイ騎士団が侵略を防ぐが、シスが完全に滅びたと認識されたルーサンの戦い以降、共和国統治領内では大規模な戦争は行われなくなり、以後1,000年に渡って平和と繁栄の時代を謳歌した。しかし、この平和な時代に銀河各地を統治する官僚機構は肥大し、やがて中枢では官僚制度の腐敗と強権を手に入れた元老院議員による汚職が頻発するようになり、共和国末期には統治している銀河各地においてその弊害が現れた。そしてこの頃、裏ではシス卿ダース・シディアスとして暗躍し、表では惑星ナブー代表の銀河元老院議員を務めていたシーヴ・パルパティーンが、政局の混乱を利用して元老院最高議長に就任することに成功した。パルパティーンは巧みな演説で大衆の心をひきつけ、腐敗した官僚制度を合理化する一方、シスの暗黒卿としては共和国に不満を持つ勢力を焚きつけて社会不安を拡大していった。そしてそれを口実に軍備増強を推し進め、最終的にはクローン大戦の開始と、それに乗じたジェダイ騎士団抹殺も成功させる。彼の銀河帝国建国をもって25,000年に渡る銀河共和国の歴史は一旦終焉を迎えた。 しかし、銀河帝国の恐怖政治による支配も、銀河各地の民主勢力によって結成された反乱同盟軍によって25年で崩壊。エンドアの戦いに勝利した後、モン・モスマが共和制復帰を宣言して新共和国として復活した。
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