日本のパンク・ファッション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 16:56 UTC 版)
「パンク・ファッション」の記事における「日本のパンク・ファッション」の解説
日本では、海外よりも通常のロックとパンクが混同されて見られている傾向が強い。 2000年代には、矢沢あいの漫画『NANA』のキャラクターの服装がさらにパンク・ファッション(同時にゴスロリ)の知名度を上げる。作品中でも主人公の一人である大崎ナナと本城蓮の恋人関係に、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスと恋人ナンシーの関係との類似を示唆する描写や、ヴィヴィアン・ウエストウッドの実在する服飾を登場させるなどのオマージュが見受けられる。 ハードコアパンクスの間では、クラストパンツという穿き潰したスリムジーンズにパッチを縫い付けたものを着用している人物も多く見られる。 鋲ジャンと呼ばれるレザーライダースジャケットに鋲を打ち、バンド名をペイントしたものはDIY精神に則り、手作りで作成されるのが主流。 欧米では、パンク・ファッションといえば80年代にイギリス郊外で大流行したパンク・リバイバル/ハードコア・パンクのスタイルが主流だが、日本は欧米と違いパンク・リバイバル/ハードコア・パンクのスタイルは勿論のこと、70年代のオリジナル・UKパンクのスタイルを好むものが大勢いる。 日本の芸能界では、沢田研二がデザイナー早川タケジとのコラボレーションにより、いち早くパンクファッションを衣装に取り入れた(1977年には、紅白歌合戦で手錠に剃刀のピアス、1978年は「サムライ」にてハーケンクロイツの腕章を付けた革ジャンを着用)。
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