日本のヒッピー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 09:50 UTC 版)
1960年代後半の日本において、フォーク、ロックに岡林信康、萩原健一、カルメンマキ、フォーククルセダーズ、ソルティシュガーらが登場した。また、映画・演劇・アートでは若松孝二、寺山修司、大島渚、横尾忠則、女優の緑魔子、横山リエらが活躍した。当時は新宿の風月堂が文化発信基地となり、ヒッピーの他に、新宿周辺のフーテン族も現れた。 ただし、自らフーテンであったと自称する作家の中島らもは「ヒッピーとフーテンは違う」と述べている。思想を持ち、そのためのツールとしての薬物使用を是とするヒッピーに対し「フーテンは思想がないんよ。ラリってるだけやん」と評価し、ヒッピー・ムーブメントが生んだ文化のみを摂取してスローガンを持たなかった日本のフーテンと、ヒッピーとを同義化する風潮を批判すると同時に「自由ほど不自由なものはないんだよ」と述べた。
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