日本における感染予防に関する指針とは? わかりやすく解説

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日本における感染予防に関する指針

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 11:30 UTC 版)

新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の記事における「日本における感染予防に関する指針」の解説

厚生労働省2020年3月1日これまでの日本集団感染クラスター事例スポーツジム屋形船ビュッフェスタイル会食雀荘スキーゲストハウス密閉され仮設テントなどがあったとし、換気悪く、人が密集して過ごす空間不特定多数の人が接触する場所に行くことを避けるよう勧告した新型コロナウイルス感染症対策専門家会議3月9日これまで集団感染確認された場所は、1.換気の悪い密閉空間、2.多くの人が密集、3.近距離互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話発声という3つ重なった場であり、このような所を避けるよう勧告した。同会議集団感染を防ぐために以下を強く推奨した換気のために窓を開け会場広くし、お互いの距離を1 - 2mあける 近距離での会話発声高唱避けこまめな手指衛生咳エチケット徹底共用品使わない、使う場合十分に消毒 3月12日第一種感染症指定医療機関である都立駒込病院今村顕史感染症科長は、現在の日本状況では流行抑えるために一番重要なのはクラスター感染集団対策であるとする。クラスターの中で複数の人に感染広げている人が見つかったら、徹底的に接触者濃厚接触者)を調べるとする。ジム通っていた陽性者で、濃厚接触者数が約1,400となった例があった。 3月19日専門家会議は、現状持ちこたえているが、あるとき突然爆発的に患者急増(「オーバーシュート」)して、医療が提供できなくなれば強硬なロックダウン措置都市封鎖店舗閉鎖外出自粛など)を取らざるを得なくなると懸念したその上で引き続き集団感染クラスター)の早期発見重症者への集中治療充実医療提供体制確保維持し、また各地域感染状況に応じて密閉空間でのイベント集会3つの条件重なる場所)など感染リスクの高いものは徹底的に回避しながら、感染拡大していない地域においては感染リスクの低い活動から徐々に解除することもありえるとした。 上記までの見解踏まえ新型コロナウイルス厚生労働省対策本部では、リスク要因一つである「換気の悪い密閉空間」を改善するため、多数の人が利用する商業施設等においてどのような換気行えば良いのかについて、有識者の意見聴取しつつ、文献国際機関基準国内法基準等を考察し推奨される換気方法として、「「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気方法」を取りまとめた。 3月28日新型コロナウイルス感染症対策本部より、「新型コロナウイルス感染症対策基本的対処方針」が発表されこの中で感染者抑えること、医療提供体制社会機能維持することが重要であり、「3つの密」(密閉空間密集場所・密接場面)を避けること、疫学調査等によるクラスター発生封じ込め推進された。なお、この三つの密のある空間は「3密」と表現され広報されている。 詳細は「3つの密」を参照

※この「日本における感染予防に関する指針」の解説は、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の解説の一部です。
「日本における感染予防に関する指針」を含む「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の記事については、「新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)」の概要を参照ください。

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