日本における成績評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:22 UTC 版)
第二次世界大戦後の日本は、基本的に成績評価の基準として、学級内の構成員の中で学力を比較する相対評価が用いられてきたが、2000年代からは、学習目標に照らして評価を行う絶対評価が用いられている。絶対評価における評価手法には、観点別評価(かんてんべつひょうか)が活用されていることが多い。観点別評価とは、学習指導要領に示す目標に照らして、教科・科目の学習状況を4~5つの観点に分類して評価を行う方法である。現在実施されている観点別評価は、主に学期や学年ごとに評価を行っているが、「評価を返す機会が少なく、学習者の弱点がどこにあるかを関係者(学習者、保護者、教員など)が把握するのには不十分である」と考えられることもある。これを補うため、単元ごとに綿密な評価を行うことも研究されているが、「1単位時間の間に多大な評価資料を収集しながら授業をしなければならないなど、授業者に対して多大な労力を強いる」として、現実的な評価方法ではないという意見が大きく、実践例は少ない。
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