政治・要人としての活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 00:45 UTC 版)
「イヴァンカ・トランプ」の記事における「政治・要人としての活動」の解説
アメリカ大統領選挙に関して、2007年には親友のチェルシー・クリントンの母親ヒラリー・クリントン(ビル・クリントン元大統領夫人)へ1000ドルを寄付(同時に兄ドナルドは4000ドル、元継母のマーラ・メープルズは1000ドルを寄付)、 2012年にはミット・ロムニーへの支持を表明。翌2013年のニュージャージー州上院補欠選挙では民主党のコーリー・ブッカーを支援し、夫とともに4万ドルの寄付を集めた。 2016年アメリカ合衆国大統領選挙で立候補した父ドナルドの政治活動でも出馬会見や集会で前座を務め、選対本部長や閣僚の人選に介入し、トランプがシリアをミサイル攻撃した際も決定を後押ししたとされ、世界各国の指導者との会談に同席し、政府の役職に就かずして機密情報へのアクセス権とホワイトハウスに執務室を得るなど父ドナルドの顧問となった夫ジャレッド・クシュナーとともにその絶大な影響力から「政治を私物化してる」という批判もあり、「才色兼備」としても注目を集めていることから父ドナルドの「秘密兵器」とも呼ばれている。 2017年3月29日には無給の大統領補佐官に任命されて夫婦でホワイトハウス入りした。同年5月、大統領の初外遊である中東歴訪にレックス・ティラーソン国務長官、夫のクシュナー大統領上級顧問とともに同行した。 同年、6月にドイツで開催されたG20では大統領に同行。期間中に開催された「アフリカや移民に関する会議」では、席を外した大統領の代わりに一時的に着座、イバンカが中国の習近平国家主席とイギリスのメイ首相の間に座り、会議に参加している様子が報道された。 同年9月、当初計画されたイヴァンカと夫のクシュナーの中国訪問が中止され、首都ワシントンD.C.で行われた国慶節の記念式典に夫婦揃って出席して中国の劉延東国務院副総理と会見した。イヴァンカらの訪中取りやめは、中国との非公式な関係が政権の逆風となることを懸念したハーバート・マクマスター国家安全保障問題担当大統領補佐官とジョン・フランシス・ケリー大統領首席補佐官が同年11月に予定するトランプ大統領の公式中国訪問を優先したことによるとされている。 2018年2月23日、2018年平昌オリンピックの閉会式に出席するために韓国を訪問し、韓国の文在寅大統領との会談で朝鮮半島の非核化を目指して北朝鮮に最大限の圧力をかけることを再確認した。また、翌24日付の東亜日報のインタビューで北朝鮮を抑圧的な政権の1つと非難して「北朝鮮から来る誰とも会う計画はない」と表明し、ホワイトハウスも同日に「北朝鮮側と交流したり接触したりする計画はない」と述べた。25日の平昌五輪の閉会式ではイバンカは文在寅大統領の妻の金正淑夫人と中国の劉延東国務院副総理の間に座って出席した。26日に帰国し、北朝鮮関係者との接触はなかった。 2018年5月14日、エルサレムでの在イスラエル米大使館開設式に夫のクシュナーとスティーヴン・マヌーチン財務長官らとともに出席した。 2018年11月、公務に連邦記録規則に違反する私用メールを使っていたことが明らかになる。他の大統領補佐官やホワイトハウスのスタッフに対する公務に関するメール数百通を私用のメールアドレスを通じて送信していた。
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