支給額に対する世論の批判とは? わかりやすく解説

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支給額に対する世論の批判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:08 UTC 版)

生活保護問題」の記事における「支給額に対する世論の批判」の解説

バブル崩壊後の「失われた10年」「ロストジェネレーション」に代表される長期不況のため、社会低所得層の収入水準低下し、また生活保護支給額上昇したため、また、最低賃金が低いことから低所得層と生活保護受給者においては所得額が接近した。そのため、生活保護受けている方が働くよりも収入増える場合多くワーキングプア)、これに反発する声もある。また受給者は、生活費加え医療費介護費の扶助一部税金や、国民健康保険税納税国民年金保険料、NHK受信料給食費公立高校授業料などが全額免除になるため、場合によっては実質年収400万円達す場合もある。夫婦と子ども4人の世であれば実質的に年収500万円サラリーマン世帯上回る金額税金から保護費受け取ることになる との試算もある。 また、多子世帯生活保護受給する高額になる傾向にあり、大阪市では7人世帯で月約40万円支給受けている受給者をめぐり、平成16年度決算特別委員会松田力市議次のように質問している。「今、約40でしょう。今働きにいって、すぐ40万とれませんで」「僕、マンション見に行きましたけど、あら、あきませんわ。そら新築や。これは立派なもんですわ」就労せず野球監督をする被保護者について「野球は構へんがな。地域住民の者とけんかばっかりしてたらあかん。そういうこと含めて、まず就労してほしい。たとえわずかでも働かして、そしてやはり足らん分については、生活保護をまだ援助しやなしゃないなと。子供おるからね。そういうような形にしたら、みんな納得する思いますねん。このままでは爆発しまっせ」と市に疑問ぶつけている。 朝日新聞では、大阪府在住生活保護受給中の母子家庭2児の母(41)が「月に29万円生活保護では苦しい」と訴え記事掲載されたが、ネット上で保護費が高すぎると批判が相次ぎ、ネットアンケートでは600件以上の回答のうち9割が「もらいすぎだと思う」と回答した

※この「支給額に対する世論の批判」の解説は、「生活保護問題」の解説の一部です。
「支給額に対する世論の批判」を含む「生活保護問題」の記事については、「生活保護問題」の概要を参照ください。

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