振り子時計から水晶時計へとは? わかりやすく解説

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振り子時計から水晶時計へ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:39 UTC 版)

日本標準時」の記事における「振り子時計から水晶時計へ」の解説

1951年昭和26年1月1日昭和26年文部省電波監理委員会告示第1号 改定により、標準電波の秒報時形式搬送波切断方式(1 kHz変調中に、秒信号は0.02 s、分信号0.2 sの切断)に変更された。また、報時信号東京天文台から伝送される信号代え小金井水晶時計からの信号変更された。 6月7日計量法施行日1952年昭和27年3月1日)が制定され時間計量単位としての秒は、平均太陽日の1/86400とし、東京天文台が秒として決定する時間現示するとされた。したがって時刻刻みとしての秒と時間計量単位としての秒は同じ天象観測による時の計測決定された。 これにより、標準時通報使用する時計は、東京天文台測定及び報時する時刻と、秒として決定及び現示する時間基づいて較正されることになる。 1952年昭和27年8月1日郵政省設置法改正7月31日)により、電波監理委員会郵政省統合されて、郵政省電波研究所 (RRL) が発足した郵政省周波数標準値定め標準電波発射し、及び標準時通報する権限有し電波研究所はそれを行うための機関とされた。担当部署所属第二部標準課となる。 当年東京天文台標準時計がリーフラー振り子時計に代わって水晶時計新設される。リーフラー時計は、歩度精度1日 0.001 秒という驚異的な精度であったが、振り子時計地震などの影響を受けるので、更に精度の高い水晶時計に移るといわれている。なお、水晶時計安定度短期的に地球の自転よりも優れているが、振動数温度変化ジャンプがあるので、時計比較基底をなすのは長期安定性優れた地球の自転であることには変わりはない。 1953年昭和28年東京天文台水晶時計本格的に稼働始める。従来のテープクロノグラフに代わる各種高精度時計比較装置研究され実用化される。 1954年昭和29年1月東京天文台写真天頂筒 (PZT) による時刻緯度観測が始まる。 1955年昭和30年時の制度改訂報時業務郵政省移管されたことから、昭和30年法律44号により国立学校設置法改正され従来東京天文台目的のうち「時の測定報時及び時計検定に関する事務」が「中央標準時決定及び現示並びに時計検定に関する事務」に改められた。

※この「振り子時計から水晶時計へ」の解説は、「日本標準時」の解説の一部です。
「振り子時計から水晶時計へ」を含む「日本標準時」の記事については、「日本標準時」の概要を参照ください。

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