電波研究所とは? わかりやすく解説

電波研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 07:37 UTC 版)

電波研究所(Radio Research Laboratory, 略称:RRL)は、電波に関する研究、標準電波の発射、無線機器の型式検定技術基準適合証明などを行っていた、国立の研究機関である。

逓信省電気試験所を淵源として、1952年(昭和27年)8月1日に、郵政省付属機関の「電波研究所」(郵政省電波研究所)として、電離層や電波伝搬の研究を行う電波観測所、標準電波の発射、電波技術の調査研究、無線機器の型式検定等の部門を統合し、3部7課と5電波観測所、定員380名、予算1億8000万円で発足した。

1988年(昭和63年)4月1日に通信総合研究所と名称変更した。

沿革

  • 1896年明治29年)10月 逓信省電気試験所において無線電信の研究を開始
  • 1915年大正4年)1月 逓信省電気試験所平磯出張所を設立
  • 1935年昭和10年)5月 無線機器の型式検定業務を開始
  • 1940年(昭和15年)1月 標準電波JJY)発射業務を開始(検見川
  • 1948年(昭和23年)6月 文部省電波物理研究所を統合
  • 1952年(昭和27年)8月 郵政省電波研究所の発足
  • 1964年(昭和39年)5月 鹿島支所を開設(直径30mパラボラアンテナ施設を完成)
  • 1988年(昭和63年)4月 電波研究所を通信総合研究所に名称変更(郵政省通信総合研究所)

電波研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 07:04 UTC 版)

東京都立小金井北高等学校」の記事における「電波研究所」の解説

本校の地には、かつて郵政省電波研究所があった。1975年に電波研究所は、業務近代化効率化のために小金井市内の貫井北町移転し現在の独立行政法人情報通信研究機構となっているが、その跡地本校用地となっている。また、電波送受信するためのアンテナ立っていた場所が、本校第二グラウンドになっているちなみに正門前脇から西側にかけての大きなヤマザクラ並木は、電波研究所以来のものである。なお、1976年12月に「小金井市都立普通高校誘致する会」から小金井市議会提出され陳情書によれば当初小金井市栗木公園高校建設する構想だったようであるが、公園指定を外すことが困難であったため、都が国と折衝して交換方式により電波研究所跡地取得し、その用地本校建設された。

※この「電波研究所」の解説は、「東京都立小金井北高等学校」の解説の一部です。
「電波研究所」を含む「東京都立小金井北高等学校」の記事については、「東京都立小金井北高等学校」の概要を参照ください。

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