成功後: 2000年 - 現在
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「ジョージ・クルーニー」の記事における「成功後: 2000年 - 現在」の解説
『ER緊急救命室』のレギュラー出演を終えた後、クルーニーの出演映画『パーフェクト ストーム』(2000年)、『オー・ブラザー!』(2000年)が商業的に成功し、『オー・ブラザー!』ではゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。2001年には『オーシャンと十一人の仲間』(1960年)をリメイクした『オーシャンズ11』で再びソダーバーグと組んだ。同作の興行収入は全世界で4億5000万ドルに達し、2012年まででクルーニーの出演作で最大のヒット作となっている。クルーニーは続編の『オーシャンズ12』(2004年)、『オーシャンズ13』(2007年)でも主演を務めた。 2001年、クルーニーとソダーバーグはグラント・ヘスロヴと共にセクション・エイト・プロダクションズ(英語版)を設立した。2002年にはチャック・バリスの自伝を原作とした『コンフェッション』で監督デビューを果たした。興行的には成功しなかったが、批評家には高評価された。 2005年、クルーニーは元中央情報局職員のロバート・ベアの回顧録に基づく映画『シリアナ』に主演した。撮影中にクルーニーは事故に遭い、脊髄損傷を起こした。また同年にはジョセフ・マッカーシーと論争を巻き起こした1950年代のテレビジャーナリストのエドワード・R・マローを描く『グッドナイト&グッドラック』を監督、脚本、出演した。クルーニーは『グッドナイト&グッドラック』により第78回アカデミー賞の監督賞と脚本賞、『シリアナ』により助演男優賞にノミネートされ、助演男優賞の受賞を果たした。『グッドナイト&グッドラック』の報酬は3ドルであった(監督1ドル、脚本1ドル、出演1ドル)。 2006年にクルーニーはソダーバーグが監督したフィルム・ノワール『さらば、ベルリン』に出演した。同年8月、クルーニーとヘズロウは新たにスモークハウス・ピクチャーズ(英語版)を設立した。10月にクルーニーはエンターテインメント業界への貢献者に贈られるAmerican Cinematheque Awardを受賞した。 2008年1月22日、クルーニーは『フィクサー』(2007年)により第80回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。 2008年4月には監督3作目『かけひきは、恋のはじまり』が公開された。それと同時期に『バラエティ』誌はクルーニーが同映画の脚本執筆において「2場面を除く全て」で貢献したにもかかわらず脚本家としてクレジットされなかったことを巡って全米脚本家組合と対立していることを報じた。最終的にクルーニーの訴えは通らず、彼は組合を脱退した。 2009年11月、ユアン・マクレガーとケヴィン・スペイシーと共演し、ヘズロウが監督した『ヤギと男と男と壁と』が公開された。また同時期にはクルーニーが声優を務めたウェス・アンダーソン監督のアニメーション映画『ファンタスティック Mr.FOX』が公開された。さらに同年12月、クルーニーの主演作でジェイソン・ライトマン監督作である『マイレージ、マイライフ』が公開された。クルーニーはこれにより第82回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた。 2011年、クルーニーはクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシーの共同経営者であるウライアン・ロード(英語版)と契約した。同年にはアレクサンダー・ペイン監督の『ファミリー・ツリー』にマット・キング役で主演した。クルーニーは同作により第69回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)を受賞し、第84回アカデミー賞で3度目となる主演男優賞候補となった。また同年には出演の他に監督・製作・脚本を兼任した『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』も公開され、こちらではアカデミー脚色賞にノミネートされた。 2012年にはベン・アフレック監督の『アルゴ』を製作し、アフレック、ヘズロウと共に第85回アカデミー賞作品賞を受賞した。
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