建物の概況とは? わかりやすく解説

建物の概況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:24 UTC 版)

岐阜総合庁舎」の記事における「建物の概況」の解説

旧庁舎棟(床面積7,759m2)と旧議会棟(床面積1,656m2)からなり鉄筋コンクリート構造地下1階地上3階塔屋付(議会棟一部SRC造)。 設計清水正喜(岐阜県営繕主任技師)、矢橋賢吉佐野利器施行銭高組大理石工事地元矢橋大理石商店(現矢橋大理石)。 1923年大正12年6月着工当初の計画では正面11階建の塔が建設される予定であったが、同年9月関東大震災により構造的な見直し余儀なくされ、急遽変更。塔の建設中止となる。1924年大正13年10月竣工し11月1日落成式が行なわれるデザインモダニズム志向見受けられる立体美重厚な表現配慮されていると共に装飾など最小限抑えている。また、天窓ステンドグラス採用し槍ヶ岳焼岳穂高岳乗鞍岳などの飛騨山脈北アルプス)を図案化している。平面形は単純なE字形プランであるが、内外装仕上素晴らしいという。特に旧知事室、旧会議室等暖炉や、食堂手洗所等の大理石装飾矢橋大理石商店からの寄贈品である。正面玄関などに使用されている大理石金生山大垣市)産の石で、古生代二枚貝シカマイア化石含み学術的にも貴重である。 ステンドグラス当初岐阜県象徴する長良川鵜飼養老の滝デザインしたものも作成されたが、11階建の塔の建設中止より取り付けられなかった。この2つステンドグラスは現岐阜県庁舎県議会棟内に展示されている。 2009年12月11日、県は、老朽化耐震補強費用がかかるため、岐阜総合庁舎解体計画発表土地岐阜市売却し建物のうち本館南側玄関ホール周辺のみを耐震補強保存し庁舎内の機関団体他の施設移転となった。これにより岐阜振興局廃止となり、2013年3月31日閉庁となった閉庁後、建築当時の状態が良く保存されている建物南側部分保存し残り部分解体された。 岐阜県近代化遺産指定されている。

※この「建物の概況」の解説は、「岐阜総合庁舎」の解説の一部です。
「建物の概況」を含む「岐阜総合庁舎」の記事については、「岐阜総合庁舎」の概要を参照ください。

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