平成時代から現代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:07 UTC 版)
「三津 (京丹後市)」の記事における「平成時代から現代」の解説
丹後半島の1市6町にまたがる丹後地域では、北海道を除く本州では最大規模の国営農地開発事業が行われている。1988年(昭和63年)から1994年(平成6年)にかけて、集落東側の丘陵に国営農地の網野町三津団地が造成され、1989年(平成元年)に営農が開始された。 1994年(平成6年)、総工費約5,700万円で三津区民センターが整備され、2021年(令和3年)現在にいたるまで地域のコミュニティ活動の拠点として活用されるようになった。 2012年(平成24年)3月、地区唯一の小学校として100年を超える歴史があった三津小学校が、児童数の減少により島津小学校に統合され、閉校した。 2014年(平成26年)頃から、地区内有志により結成された「明日の三津と海を考える会」により、海の資源を利用した課題解決型ビジネスが検討されるようになり、京都府認定の「明日の京都村事業」の一環で、2016年(平成28年)から「三津の浜辺を活気づける大作戦」と名付けた地区の将来を見据えた事業展開がスタートした。同2016年(平成28年)から2020年(令和2年)3月まで実施された定置網体験事業もその一環である。 漁業従事者の高齢化と人手不足から2020年(令和2年)3月を最後に、大敷網や定置網漁業体験は終了し、2021年4月(令和3年)、漁業者が使っていた三津漁港の施設を、マリンレジャー施設兼コーヒースタンドとして改装した「三津灯台珈琲」が翔笑璃とびわたり(代表 澤佳奈枝)により開業する。海や景観を地域資源として活用し、観光客にシーカヤックやシュノーケリングなどのマリンレジャーや、ハーバリウム作りの体験等を提供するとともに、地域住民の集う憩いの場を創出している。珈琲店の店名にも掲げられた赤い灯台が建つ三津漁港の景観は、2020年(令和2年)秋に開催された「大京都芸術祭」のパンフレットにも採用された。 網野町三津の景観は、2019年(令和元年)公開の映画『居眠り磐音』(松坂桃李主演)や、2020年(令和2年)12月公開の映画『天外者』(三浦春馬主演)のロケ地となるなど、近年注目を高めている。
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