山梨実験線基本データとは? わかりやすく解説

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山梨実験線基本データ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 03:46 UTC 版)

リニア実験線」の記事における「山梨実験線基本データ」の解説

延長距離:全長42.8 kmのうち、先行区間18.4 km先行区間起点山梨県大月市笹子笹子 先行区間終点山梨県都留市朝日曽雌 複線区間先行区間のほぼ全線全線の内、大部分(約16 km)がトンネル区間である。 開設1997年平成9年) 最急勾配40最小曲線半径:8,000 m 最寄鉄道駅田野倉駅禾生駅富士山麓電気鉄道富士急行線山梨実験線甲府側を起点としており、笛吹市境川起点上野原市秋山終点とされている。起点から16.6 km地点先行区間起点大月市位置しており、35.0 km地点先行区間終点都留市位置している。先行区間のほとんどは複線であり、北側の線を北線南側の線を南線呼んで区別している。 先行区間起点笹子トンネル中に位置しており、終点向けて最初から40 ‰の最急の下り勾配になっている笹子トンネル自体はより長いトンネルであるが、先行区間供用されているのは5,983 mである。中間のわずかな明かり区間をはさみ、初狩トンネル463 m)、高川トンネル(3,960 m)がある。高川トンネル内には半径8,000 mの最急曲線存在する。この半径8,000 mの横曲線は、縦曲線28 ‰ ~ 3 ‰勾配変更緩和曲線)と複合曲線(横曲線・縦曲線各々超過遠心力打ち消し合う)を構成する高川トンネルを出ると、実験線でもっとも長い1.4 km明かり区間がある。この区間北側実験センター山梨県立リニア見学センターがある。また南側には電力変換所が設置されている。実験センターを過ぎると、中央自動車道富士吉田線を跨ぎ越す全長132 mの小形山架道橋横断する日本の鉄道として初めてニールセンローゼ形式アーチ橋採用した1995年平成7年11月7日には、高速道路脇で組み立てたアーチ回転させて道路を跨ぎ越して架設する工事が行われ、高速道路通行止めにしたうえで約45分掛けて回転した末端部の移動距離は約66 m、回転角度は約30であった。またこの明かり区間では東側桂川国道139号富士急行線全長296 mの桂川橋梁で跨ぎこす。 最大明かり区間を過ぎると、九鬼トンネル(3,927 m)、朝日トンネル(1,793 m)があって、朝日トンネル出たところで先行区間終点となる。九鬼トンネル内から朝日トンネル中間付近まで40の上勾配となる。先行区間終点付近には実験線車両基地があり、液体ヘリウム精製作業超電導磁石励磁作業などもここで行われている。

※この「山梨実験線基本データ」の解説は、「リニア実験線」の解説の一部です。
「山梨実験線基本データ」を含む「リニア実験線」の記事については、「リニア実験線」の概要を参照ください。

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