属名
◇属名の書き方など
①属名は、ラテン語またはラテン語化した名詞で、頭文字を必ず大文字にする。
②原種・交配種ともに、属名はイタリック体(斜体)で書く。
③各属名は、そのまま表記すると長い場合が多いので、略号が決められ、略号の末尾には「.」を付ける。(下記参照)
◇園芸的価値の高いラン科主要10属
属 名 | 属名の由来・意味(ラテン語など) |
カトレヤ属 Cattleya (C.) |
カトレヤ属(ラビアタ種)をヨーロッパで最初に開花させた、 イギリス人William Cattley(?~1832年)を記念したもの。 「蘭の女王」と称される。 |
パフィオペディルム属 Paphiopedilum (Paph.) |
「女神のスリッパ」の意。 paphia=ヴィーナス(女神)の名 pedilum=スリッパ(上履き) |
デンドロビウム属 Dendrobium (Den.) |
「樹上で生きる者(着生)」の意。 dendros=樹木,bios=生命・生きる |
ファレノプシス属 Phalaenopsis (Phal.) |
「蛾のように見える」の意。 phalaena=蛾,opsis=~のように見える 和名:「胡蝶蘭」 |
シンビジウム属 Cymbidium (Cym.) |
「舟形」の意。リップ(唇弁)がボートのような形をしている ことに因る。 cymbe=ボート・舟,eidos=形 |
オドントグロッサム属 Odontoglossum (Odm.) |
「歯舌」の意。リップ(唇弁)基部のカルス(こぶ)が 二つの歯のようにみえることに因む。 odontos=歯,glossa=舌 |
バンダ属 Vanda(V.) |
「樹上着生者」の意。 vandaka=樹上に着生する(サンスクリット語) |
オンシジウム属 Oncidium(Onc.) |
「こぶ形」の意。リップ(唇弁)基部のカルス(こぶ)に因む。onkos=大きく膨れたこぶ,eidos=形 |
リカステ属 Lycaste(Lyc.) |
ギリシア神話に登場する、トロイ最後の王プリアモスの 美しい娘Lykasteの名に因む。 |
ミルトニア属 Miltonia(Milt.) |
イギリスのラン収集家Fitz William Milton(1786~1857年) 子爵の名を記念したもの。 |
属名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:10 UTC 版)
属名 Mitragyna は〈ミトラ〉古代ギリシア語: μίτρα (mítra) + 〈女〉古代ギリシア語: γυνή (gunḗ) の合成語で、雌蕊(めしべ)の柱頭の形状がミトラというキリスト教の聖職者の冠(僧帽)に似ていることに由来する。この形態的特徴は今日においても、タニワタリノキ連の中でこの属を区別する手がかりの一つとして通用する。
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