属内の細分化、科の創設(19世紀後半~20世紀前半)
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本群は Salter 1859 によって細分化され始め、プテリゴトゥス属の中で、二葉状の尾節をもつ種類はエレトプテルス亜属(Pterygotus (Erettopterus))、残りの種類はプテリゴトゥス亜属(Pterygotus (Pterygotus))という1属2亜属として区別された(前者は最初では Salter 1856 にHimantopterus属と命名されたが、この学名は当時では既に別生物の属名として使われるため、無効のホモニムになった)。ダイオウウミサソリ科(Pterygotidae)は Clarke & Ruedemann 1912 によって創設されたが、当時は本群の種類だけでなく、スリモニア属(Slimonia)、フグミレリア属(Hughmilleria)とHastimima属も内包され、Størmer 1934a ではGrossopterus属まで本群に追加された。 鋏角先端の相違点に基づいて、 Ruedemann 1935 は本群にアキュティラムス亜属(Pterygotus (Acutiramus))とCurviramus亜属(Pterygotus (Curviramus))を追加し、合計1属4亜属に細分させた。しかし、Størmer 1936 はこの分類体系を採用せず(従来通り1属2亜属)、Prantl & Přibyl 1948 はその中のアキュティラムス亜属のみを採用していた(1属3亜属)。Kjellesvig-Waering 1951 はスリモニア属、フグミレリア属、Hastimima属とGrossopterus属を本群から除外し、Størmer 1955 はこの分類体系と Prantl & Přibyl 1948 の1属3亜属体系をあわせて採用していた。
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