属位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 07:44 UTC 版)
本種はカガミガイ属 Phacosoma Jukes-Brown, 1912 のタイプ種であるが、カガミガイ属を Dosinia Scopoli, 1777 の亜属とすることも多い。その場合の学名は Dosinia (Phacosoma) japonica (Reeve, 1850)となり、属名が中性から女性に変わるため種小名の語尾も「-um」から「-a」に変化する。さらに本属をヒナガイ属 Dosinorbis Dall, 1920 の亜属とする例もあるが、本項では『日本近海産貝類図鑑』に従い Phacosoma を独立属として扱う。なお、Phacosoma は後背縁に楯面(靭帯を囲むように稜で区画される面)があることで、それを欠く Dosinia から区別され、Dosinorbis は前背縁にも陵に囲まれた面ができることでこれら2者と区別される。他にもカガミガイ亜科には一見よく似た別属もしくは別亜属が複数ある。なおコガネムシ科にも同名の属 Phacosoma Boucomont, 1914 があるが、記載年が古いカガミガイ属の学名が有効名となり、コガネムシ科にある同名は無効となる。
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