属人区と属人教区の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 01:22 UTC 版)
現在、属人区はオプス・デイのみであるが、近年カトリック教会に改宗した元聖公会の信者の司牧と霊的世話のため、2009年に属人教区(英語版)(羅語:ordinariatus personalis / 英語:personal ordinariate)という新しい法形態が聖座によって設置された。これも、属人教区長・司祭団・信徒によって構成されており、教会法面では属人区と似た形態をもっている。 日本の元聖公会信者(司祭でない信徒)も司祭も数人おり、オーストラリアに本部を置く「南十字星の聖母の属人教区」(英語:Personal Ordinariate of Our Lady of the Southern Cross)に属している。組織としての精神や設置理由は大きく異なるが、これもオプス・デイと同様に、カトリック教会の枠内にありながら「地理」という区分を越えて、教区と連携し、信者の霊的ケア(司牧)や世界の福音化を目的として聖座によって設置されたものである。 なお、西洋語では「属人区」と「属人教区」と区別するが、日本語では「属人教区」のことを「属人区」と呼ぶこともある。
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