将来の装輪戦闘車両とは? わかりやすく解説

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将来の装輪戦闘車両

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 04:58 UTC 版)

将来装輪戦闘車両」の記事における「将来の装輪戦闘車両」の解説

「将来の装輪戦闘車両」とは防衛省将来的装備化する各種汎用装輪戦闘車両のことである。 総合取得改革推進プロジェクトチーム第9回会合2008年3月10日)の資料(【資料5】統合運用視点立った装備品取得について)に、当初の構想図とは異なる、将来の装輪戦闘車両のファミリー化構想図が記載された。 共通の駆動装置用いることを基本に、車両用途に応じて共通化する項目を3つ分類している。それぞれ、 ハッチタイプ車両とキャビンタイプ車両車体タイプ別共通化 砲を搭載するハッチタイプ車両懸架装置共通化 機関砲搭載するハッチタイプ車両機関砲共通化 といった内容である。 ハッチタイプ車両人員輸送車指揮通信補給車支援車対戦車砲搭載車迫撃砲搭載車対地機関砲搭載車I型)(人員輸送型対地機関砲搭載車II型)(偵察型対空機関砲搭載車 キャビンタイプ車両りゅう弾砲搭載車多連装ロケット弾発射機地雷原処理車 ※各車両型の名称は「平成20年事後事業評価」の政策評価書のものに変更。 この図の内、対戦車砲搭載した車両は「16式機動戦闘車」、対地機関砲搭載した車両計画中の「近接戦闘車」と同じ位置付け車両考えられるが、将来の装輪戦闘車両との共通化が行われるとされた「NBC偵察車」と同じ位置付け車両含まれていないまた、研究試作された「将来装輪戦闘車両」をベース車両とするのかという点についても記述されていないりゅう弾砲搭載車は「19式装輪自走155mmりゅう弾砲」として制式化されたが、ドイツMAN社製の車体用いており、明確に将来装輪戦闘車両」の要素使用されていない。ハッチタイプの人員輸送車指揮通信車・補給車支援車、キャビンタイプの地雷原処理車は、開発中のハッチタイプである「装輪装甲車 (改)」が相当し、こちらは既存車両民生品技術・部品を活用するとあるが、「将来装輪戦闘車両」の要素使用について具体的な記述はなく、開発中止された。 このように上記ファミリー化構想図はあくまで机上プラン終始しており、実際に装輪戦車型装輪装甲車型・装輪自走榴弾砲型3つ大別して開発が行われている。 16式機動戦闘車 ゲリラ特殊部隊による攻撃等への対処や、中距離域において軽戦車を含む装甲戦闘車両撃破使用可能な火力として105mm砲を装備するとされており、空輸性路上機動性重視し重量は26t以下とされている。戦闘部隊配備される予定2008年平成20年)度に開発開始され2016年平成28年)度に開発完了している。 近接戦闘車 砲塔には国産開発テレスコープ弾機関砲(CTA機関砲)を装備弾種徹甲弾調整破片弾の二種類テレスコープ弾 (Cased Telescoped Ammunition) が用意され状況に応じて迅速な弾種切替可能にさせるという。 87式偵察警戒車後継とされる偵察型」と、89式装甲戦闘車後継とされる人員輸送型」が計画されており、前者には対地センサ装備されるという。 普通科部隊及び機甲科偵察部隊配備される予定要素研究が行われたが、開発計画については未定

※この「将来の装輪戦闘車両」の解説は、「将来装輪戦闘車両」の解説の一部です。
「将来の装輪戦闘車両」を含む「将来装輪戦闘車両」の記事については、「将来装輪戦闘車両」の概要を参照ください。

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