対応するエンジン形式による分類とは? わかりやすく解説

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対応するエンジン形式による分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:25 UTC 版)

エンジンオイル」の記事における「対応するエンジン形式による分類」の解説

自動車オートバイ用エンジンオイルは、以下の3種類に大別することができる。 4ストロークガソリンエンジン用オイル ガソリン燃料とする4ストローク機関対応したエンジンオイルエンジン使用経過により性能低下する為に一定期間ごとに全量交換するのが一般的整備方法となる。後述する2ストロークエンジンが、自動車排出ガス規制等により一般的なくなってきている現在では、通常エンジンオイルといえばこのタイプを指すことが多い。なおこのタイプ基本的にレシプロエンジン用であり、燃焼行程オイル燃えて減りやすいロータリーエンジンには専用のものもある。 2ストロークガソリンエンジン用オイル ガソリン燃料とする2ストローク機関対応したエンジンオイル4ストローク違い2ストロークではエンジンオイル燃料ガソリン)と混合され燃焼してしまう為に交換せずに補充するのが一般的整備方法となる。2ストローク用のオイルガソリン混ざりやすく、十分な潤滑性能をもちつつ燃焼しやすく発煙少ないことが要求される一般的な自動車オートバイ用2ストロークエンジンでは、専用オイルタンクがあり、エンジン回転数アクセル開度によって適切な量のオイル自動的に混合気混ぜられるオイル自動供給機構がないエンジンでは、あらかじめガソリン一定の比率混ぜておく必要がある汎用エンジンチェーンソーなどの業務用エンジン等)。ちなみに前者方式を「分離給油」、後者方式を「混合給油」と呼ぶ。 2ストロークエンジン排気燃焼温度が低いために窒素酸化物少なかわりに吸気吹き抜け燃え残りによる大量炭化水素含んでいる。排気対策として、排気空気供給し炭化水素燃焼させる必要があるが、処理の難し窒素酸化物の処理が不要という利点もある。このためホンダ平成10年自動車排出ガス規制対応した触媒装備したリード1002003年まで、ジャイロ2008年まで販売していた。トヨタ初代エスティマ搭載予定2ストローク「S2」エンジン開発したが、冷却燃費問題今後強化予想される排気対策のために実用化されなかった。 ディーゼルエンジン用オイル ディーゼルエンジン対応したエンジンオイル燃料燃焼仕組み違いから、4ストロークガソリンエンジンとは特性異なり炭化物酸化物発生が多いため、これらに対す性能強化した専用のものが用意される。ただし、一定期間ごとに交換する点などは4ストロークガソリンエンジン用と同じである。以前排出ガス規制など環境関連規制緩かった時代には4ストロークガソリンエンジンと共用できるものも多く存在したが、最新ディーゼルエンジン排気対策装置亜鉛カルシウムリン硫黄などで性能低下するため、これらの含有低下させた専用規格オイル使われ規格併記共用できるものは減少している。

※この「対応するエンジン形式による分類」の解説は、「エンジンオイル」の解説の一部です。
「対応するエンジン形式による分類」を含む「エンジンオイル」の記事については、「エンジンオイル」の概要を参照ください。

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