定子派・凝華舎(梅壺)
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「暴れん坊少納言」の記事における「定子派・凝華舎(梅壺)」の解説
定子(さだこ / ていし) 一条天皇の第一皇妃。最初は中宮であるが後に皇后宮に奉り上げられる、本物語のヒロイン的存在。退屈しのぎに開いた歌合で、無骨者の則光に見せ場を作った諾子を気に入り、女房として登用する。 風流で教養に富み、大概の騒動をお許しになるほどの器量の持ち主。 凝華舎(梅壺)の局を設け、そこに数々の有益な女房を揃えるも、兄伊周の起こした騒動を収めるため退位し、出家する。一条天皇との間に脩子内親王と敦康親王をもうける。容姿は当時の貴婦人そのものであるが、髪が青く設定されている。 宰相の君(さいしょうのきみ) 本名・藤原豊子(ふじわら の とよこ)。中宮付きの女房では古株。梅壺筆頭。陰陽道の呪文「急急如律令」が書かれた長い笏のようなものを持ち歩いており、局をしっかりと統制している。 いつも協調性が著しく欠如している清少納言に業を煮やし、いびり倒そうとするが、徐々に認めるようになる。 体育会系でキャリアウーマン肌であるが、紫式部の書いた源氏物語に憧れを抱き、やがては藤原斉信との逢い引きに発展する。 清少納言と並んで数少ない黒髪の容姿の持ち主ではあるが、衣がジャージチックにデザインされており、言葉遣いも上品と下品な言葉が入り交じっている。 本来藤原豊子(藤原道綱の娘)は彰子に仕えた女房であり、定子に仕えた宰相の君は藤原顕忠の孫で別人であるが、意図的に混同されている。 和泉式部(いずみしきぶ) 中宮付きの女房。豊富な男性遍歴を持ち、擦れたキャラクターで異彩を放つ存在。後輩である清少納言の才能とセンスには一目置いており、陰ながらフォローすることもある。 本物語のお色気担当で、金髪のグラマー美女として化粧や肌の露出の描写が多い。普段は豹柄にデザインされ大きい胸元をさらけ出した衣をまとっている。 彰子入内後、凝華舎(梅壺)と飛香舎(藤壺)の局の女房を掛け持ちする。 史実では三十六歌仙の1人。名門貴族である大江氏出身。 脩子内親王(しゅうしないしんのう) 中宮定子の第一皇女。性格は明るく元気で活発。好奇心が強く、押し入れの奥の階段を上がり天井裏に行くほど。少納言によく懐いていて影響を受けた宮中野生児。 敦康親王(あつやすしんのう) 一条天皇の第一皇子。定子出家後、彰子に引き取られる。
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