学歴及び人物・経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 09:49 UTC 版)
北海道美幌高等学校普通科卒業(美幌高校在学中は不登校児であった。) 順天堂大学体育学部健康教育学専攻卒業 青山学院大学第Ⅱ文学部教育学科卒業 東洋大学第Ⅱ文学部教育学科卒業 日本福祉大学通信教育部医療福祉マネジメント学科卒業 立教大学 大学院文学研究科:博士課程(前期)修了 米セント・チャールズ大学(カリフォルニア神学大学院日本校:提携校)修了 ニューポート大学大学院博士課程修了 中部学院大学大学院博士課程退学 美幌高校卒業後に順天堂大学に進学、同大学卒業後、東京都立光明養護学校教諭を経て四国学院大学 ・梅花女子大学 ・西南女学院大学 ・大分大学 ・弘前学院大学教授 を歴任。博士(教育学)・博士(宗教学) 重い知的障害を有する義弟を養育し、義弟のことを決して隠すことなくむしろ積極的に大学の授業や講演等で発言し、その生活の記録を妻・益恵との共著で『君は麦畑の風の中を―さわやか福祉へのまなざし』にまとめ上げた。その著書の中で八巻は義弟に対し募らせたいら立ちを解消するために、現在では障害児の虐待にあたるとされる行為を行ったことを「そこで私は弟をしばしば怒鳴ったり、叩いたりしました」と率直に述べている(同書pp.141)。また業務面に対する好影響については「例えば授業などでも、学生たちに話を具体的に伝えやすくなったこともそれです。実践論が主領域の私にとって、弟との日常生活で体験する出来事の一つひとつが仕事の材料ともなるのです」と述べている(同書pp.151)。同じ著書の中で八巻は「また秋の紅葉が過ぎ冬場になると、あたりの山々がもうミカン色いっぱいになります。そしてドライブをしながらヒョイと手を伸ばせば道端のミカンが簡単に取れるのです(ゴメンナサイ)」とも書いている(同書pp.168)。しかし冗談めかしてはいるが明らかに窃盗であり八巻が大学教授で、しかも牧師でもあったことを考えると倫理的にも法律的にも極めて問題がある行為である。妻・益恵は八巻と義弟の関係性について「また最近では、弟は夫のことをどうやら自分の『お仲間』と思っているらしく、夫との関わりを楽しんでいるようです。例えば、夫が仕事から帰るのを心待ちにしていて、帰宅するとまず『お兄チャン、仕事はどうでしたか?』とチェックします。そして夫が『ハイ、頑張ってきました!』と応えると、『お兄チャン、頭を出してごらん』と言い、『お兄チャン、か~わ~いい~』と言いながら夫の頭をなで回すのが常なのです。また、買い物や旅行で外を歩くときには、夫の後ろからソ~ッと近づいて行って夫の腕に自分の腕を回して、嬉しそうに夫と並んで歩きます」と暖かで、ほのぼのとしたエピソードを披露している(同書pp.195)。『同書』の中で八巻は何回も繰り返し、誠実で敬虔なクリスチャンとして神様の愛と妻・益恵と義弟への愛情あふれる日常を伝えている。 東日本大震災時にはクリスチャン・ソーシャルワーカーとして『やまちゃんサービス』(八巻の名から命名)と称したボランティア活動を行っていた。活動内容としては被災者への米や餅等の支給、および「お茶会」の開催等であった。八巻は「“やまちゃんサービス”は寄り添い・支えあい・分かち合いのまなざしをもって、仮設住宅で生活しておられる住民さんたちと『共に在ること』を大切にしながら活動を展開し、最後のお一人が住宅を離れるまで共に歩むことを願っています」と述べている。(やまちゃんサービス サイトより) インクルージョンの解説・紹介をしている。 2018年3月に尚絅学院大学を定年退職後、同大学・名誉教授。元白鴎大学非常勤講師(2021年3月に退任)
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