大阪地域の高潮対策とは? わかりやすく解説

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大阪地域の高潮対策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 04:57 UTC 版)

安治川水門」の記事における「大阪地域の高潮対策」の解説

大阪における主な台風による水害1934年1950年1961年台風の名称室戸台風ジェーン台風第2室戸台風水害種別高潮 高潮 高潮 気圧ミリバール)954.5 970.3 937.3 時間最大雨量mm)6.8 19.8 12.2 総雨量mm)22.3 64.7 42.8 最大風速m/s)42.0 28.1 33.3 潮位(O.P.+m)4.20(推定値) 3.85(推定値) 4.12 浸水面積ヘクタール)4921 5625 3100 床上浸水家屋(戸)166720(大阪府下) 45406(大阪府下) 59198 床下浸水家屋(戸)35058(大阪府下) 67782 浸水家屋(戸)166720(大阪府下) 80464(大阪府下) 126980 死傷者(人)17898(大阪府下) 21465(大阪府下) 2165 大阪平野沖積平野であり海抜低く台風による風が吹き付ける方向に対して大阪湾開口しているために幾度となく高潮被害にあってきた。加えて人口の集中工業化進展に伴い進行した地盤沈下ともあいまって1934年室戸台風1950年ジェーン台風1961年第2室戸台風では大きな被害出した。そのため防潮施設整備進められてきたが1965年より大阪高潮対策恒久計画策定された。高潮被害を防ぐためには防潮堤かさ上げする方法があるが、淀川流域では2mかさ上げが必要であり都市の景観変わってしまうこと、多数橋梁道路改築必要なこと、また防潮堤延長長くなることなどの理由により実現は困難とされた。そのため河川河口部防潮水門設け海水遡上を防ぐことが考えられた。 計画では伊勢湾台風クラス台風室戸台風経路通り満潮時に大阪直撃したケース想定し計画高潮位大阪湾平均干潮位(以下O.P.と略す)に5.2mを加えた値に設定した。この値は台風シーズン7 - 10月)の平均満潮位2.2mと台風による潮位の上昇を3.0mと想定し合計したのである。そして、防潮水門外での計画堤防高は変動量1.4mを考慮しO.P.+6.6mに、防潮水門内での計画堤防高は計画貯留水位3.5mと余裕高0.8mを加えたO.P.+4.3mに設定された。 この計画従い防潮水門設置が行われた。正蓮寺川水門六軒家川水門三軒家水門ではローラーゲート水門が、安治川水門尻無川水門木津川水門では船舶航行が盛んであったためにアーチ型水門採用された。 なお、神崎川流域では橋梁比較少なかったために防潮堤方式採用された。

※この「大阪地域の高潮対策」の解説は、「安治川水門」の解説の一部です。
「大阪地域の高潮対策」を含む「安治川水門」の記事については、「安治川水門」の概要を参照ください。

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