大阪地区の独自性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 10:22 UTC 版)
戦前戦後の急行電車の独自塗色にも見られるが、同じ国有鉄道という組織の内にありながら、大阪地区は東京地区とは異なる路線を採ろうとすることが多かった。80系快速色の消滅後、一時的に大阪地区独自の塗色は途絶えていたが、1972年の新幹線岡山開業により急行運用が消滅して余剰となった153系電車を新快速に投入することとなり、大阪鉄道管理局は、シルバーグレー(灰色9号)にスカイブルー(青22号)の帯を巻いた新塗色を設定してイメージアップを図った。同様の塗装は阪和線の新快速(113系電車)に波及した他、帯を春日大社の鳥居をイメージした朱色3号に変えた塗色が、1973年に電化された関西線113系に出現した。これは、地域色のはしりともいえるものである。
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