大衆向け作品での言及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 00:38 UTC 版)
「水源 (小説)」の記事における「大衆向け作品での言及」の解説
1987年の映画『ダーティ・ダンシング』(Dirty Dancing)では、ペニーの中絶手術費用を払うようにベイビーに迫られたロビーが、責任を取ることを拒否して「大事にされる奴もいるし、されない奴もいる(Some people count and some people don't)」と言った後、ベイビーに自分の『水源』を渡し、「これを読めよ。君なら楽しめるはずだ。余白に書き込みがあるから、読んだら返してくれ」と言うシーンがある。 テレビドラマ『30 ROCK』(30 Rock)のシーズン7、エピソード7(Mazel Tov, Dummies)には、ジャックが聖書の代わりに『水源』の一節を読むシーンがある。 2006年の映画『スキャナー・ダークリー』(A Scanner Darkly)では、登場人物チャールズ・フレック(Charles Freck)が、自分の死体が『水源』を掴んだ状態で発見されるように、アパートで自殺を試みる。麻薬によって引き起こされた錯乱から、フレックはこのような行為によって「体制を告発し、自分の死によって何ごとかを達成する」ことができると信じ込む。 テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』(The Simpsons)のエピソード20.20「偉大なる女性たち」(Four Great Women and a Manicure)では、マージがリサをサロンに連れて行き、初めてのマニキュアを体験させる。そこで一人の女性が同時に賢く、強く、美しくなることは可能なのかをめぐって論争が起き、互いに物語を話す。最後の物語で、マギーが『水源』のハワード・ロークの役を演じる「マギー・ローク」になる。 テレビドラマ『ギルモア・ガールズ』(Gilmore Girls)のシーズン2、第13話「ギルモア母娘のお値段」(A-Tisket, A-Tasket)では、ローリーがジェスに、『水源』は傑作で、40ページにも及ぶモノローグをアイン・ランドのように書ける作家はいないと言い、この小説をもう一度読むように勧める。 ウディ・アレン監督の2012年の映画『ローマでアモーレ』(To Rome with Love)では、モニカ(エリオット・ペイジ)が、ハワード・ロークと寝て友人のボーイフレンドに感銘を与えたいという自分の欲望について語る。 テレビドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』(Elementary)のシーズン2、エピソード3には、犯行現場で『水源』が誤って置かれていることが発見され、マーカス・ベル刑事が「ニューヨークの大学生の2人に1人はこの本を持っている」と言い、シャーロック・ホームズがアイン・ランドを「知的破綻者が最高と見なす哲学者」と評するシーンがある。 コメディドラマ『そりゃないぜ!? フレイジャー』(Frasier)のシーズン8、第9話(Frasier's Edge)には、フレイジャー・クレインが自分の師匠に、少年時代、上級生が自分の『水源』をバスの下に投げた日に精神医学への関心が呼び起こされた、と語るシーンがある。 2013年の映画『泥棒は幸せのはじまり』(Identity Thief)には、サンディ・パターソンの上司ハロルド・コーニッシュが、上役が受け取る高額なボーナスに関する質問の後で、「君のために『水源』を1冊買ってこよう。これが誰にとっても良い小説であることがわかるはずだ」と言うシーンがある。 テレビドラマ『アンドロメダ』(Gene Roddenberry's Andromeda)では、ニーチアン族がかつて暮らしていた惑星ファウンテンヘッドを周回する軌道を、アイン・ランド・ステーションが回っている。 シーズン1、エピソード8「思い出への橋」(The Banks of the Lethe)には、ティア・アナサジがディラン・ハント艦長に『水源』を投げるシーンがある。 テレビドラマ『バーニー・ミラー』(Barney Miller)のシーズン6、エピソード20「建築家」(The Architect)では、ある男が自分の設計を醜く変更して建てられた新しいビルを破壊し、逮捕される。逮捕された男がこのビルを侮蔑を込めて「あのコートランド」と呼んだ時、ディートリッヒ(Dietrich)刑事は、この男がハワード・ロークを模倣して時限爆弾を仕掛けたと推定する。刑事は、「コートランドというのはアイン・ランドの小説『水源』に出てくる建物の名前だった」と説明する。
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