増備車における変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 07:56 UTC 版)
「小田急1700形電車」の記事における「増備車における変更点」の解説
第2編成における変更点は以下の通り。 デハ1750形の前照灯の設置位置を若干下に変更、前面隅部の屋根上昇降ステップを省略、前面隅部の雨樋飲口の形状を変更。パンタグラフの碍子を横向きのものから縦向きのものに変更。 サハ1750形の台車を国鉄払い下げのペンシルバニア型軸バネ式台車のTR23に変更。トイレと放送室の位置を入替え、これに伴い窓配置を変更。 車体側面中央下部の小田急電鉄の社紋を小田急ロマンスカーのシンボルである「ヤマユリ」のアルミ製エンブレム紋章に変更。 第3編成における変更点は以下の通り デハ1750形の正面を幅1130mm、高さ850mmの2枚窓に、標識灯を埋込み式の赤色のみの表示のものに、汽笛を単音のAW-5を2組(計2個)から複音のAAを2組(計4個)に変更。 各車の車体を張上げ屋根に変更、また、車体形状は基本的に同一であるが、デハ1750形の正面から屋根にかけての曲線をR475mmから、R400mmから連続する複合曲線に変更。なお、車体幅は同じく2800mmであるが、全幅が張上げ屋根化に伴い第1編成、第2編成の2863mm(雨樋両端間)から2840mm(乗務員室手摺間)となっている。 デハ1700形の運転室と客室との仕切壁の中央の仕切戸を幅680mmの開戸から600mmの引戸に変更し、その左右の窓を各々幅800mmから875mmに拡大。 各車の室内において、天井を継ぎ目なしの1.6mmアルミニウム板に、荷棚を基部側半分が白色鋼板製、先端側半分がパイプ式のものに変更し、室内灯をアクリルカバー付きの交流蛍光灯を天井中央に連続1列に配置したものに変更して電源としてデハ1700形にCLG-107電動発電機を1基搭載。 各車の台車を住友金属工業製のFS-108ゲルリッツ式台車に変更して乗り心地を向上。 パンタグラフを再度碍子が横向きのものに、通風器を薄型の押込み式2列配置に変更。
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