基本アーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/23 15:36 UTC 版)
「Speech Application Programming Interface」の記事における「基本アーキテクチャ」の解説
SAPIは言わば、アプリケーションと音声(合成/認識)エンジンの間のインタフェースあるいはミドルウェアである。SAPIバージョン1から4では、アプリケーションは直接エンジンとやり取りできる。APIには、アプリケーションとエンジンが準拠すべき抽象「インタフェース定義」も含まれる。アプリケーションはエンジンのメソッドを直接呼び出す代わりに、単純化された高レベルのオブジェクトを使うこともできる。 一方、SAPI 5 ではアプリケーションとエンジンは直接やり取りできない。その代わり、両者が1つのランタイムコンポーネント(sapi.dll)とやり取りする。このコンポーネントにアプリケーション向けAPIとエンジン向けインタフェースが実装されている。 SAPI 5 アプリケーションは、認識文法のロード、認識開始、合成すべき文を提供するなどといった作業にこのAPIを使う。sapi.dll はそのコマンドを解釈して処理し、必要に応じてエンジンインタフェースを通してエンジンを呼び出す(例えば、ファイルからの文法のロードは sapi.dll で行われるが、文法データは実際に認識を行う認識エンジンに渡される)。処理中、認識エンジンや合成エンジンもイベントを生成することがある(例えば、発声を認識したことを示す場合や、合成音声内の単語境界を示す場合など)。そのような逆方向の経路で、エンジンから dll を経由してアプリケーションにイベントが通知される。 実際のAPIと sapi.dll に加えて、Speech SDK を構成する他のコンポーネントが SAPI の一部としてリリースされている。ほとんどのバージョンの Speech SDK に以下のコンポーネントが含まれている。 API定義ファイル - MIDL(Microsoft Interface Definition Language)とC/C++用ヘッダファイル ランタイムコンポーネント - sapi.dll コントロールパネル・アプレット - デフォルトの音声認識/音声合成エンジンを選択/設定するのに使う。 音声合成エンジン - 各種言語用がある。 音声認識エンジン - 各種言語用がある。 再配布可能コンポーネント - アプリケーションに同梱可能なエンジンとランタイム。 サンプルコード - アプリケーションとエンジンのサンプルコード。エンジンの方はインタフェースが定義されているだけで中身はなく、既存のエンジンのSAPIへの移植サンプルとなっている。 文書
※この「基本アーキテクチャ」の解説は、「Speech Application Programming Interface」の解説の一部です。
「基本アーキテクチャ」を含む「Speech Application Programming Interface」の記事については、「Speech Application Programming Interface」の概要を参照ください。
基本アーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/13 01:27 UTC 版)
「分散データベース」の記事における「基本アーキテクチャ」の解説
ユーザーは分散データベースに以下のような手段でアクセスする。 ローカルなアプリケーション 他のサイトからのデータを要求しないアプリケーション グローバルアプリケーション 他のサイトからのデータを要求するアプリケーション 分散データベースは、主記憶メモリやディスクを共有するわけではない。
※この「基本アーキテクチャ」の解説は、「分散データベース」の解説の一部です。
「基本アーキテクチャ」を含む「分散データベース」の記事については、「分散データベース」の概要を参照ください。
- 基本アーキテクチャのページへのリンク