BATIC(国際会計検定)
資格区分 | 民間資格 |
BATIC(国際会計検定)とは、Bookkeeping and Accounting Test for International Communicationの頭文字を取ったもので、「国際コミュニケーションのための簿記会計テスト」のことです。日本の会計基準は現在、国際的基準への調和化が進められています。とはいえ両者の差異を完全になくすことはできず、国内で作成した決算報告書などをそのまま翻訳しても、海外の企業には理解できないものとなってしまいます。日本と外国の両方の会計ルールに精通し、国際ビジネスの掛け橋になれるリキャスティング(会計ルールの違いを組み替えること)能力を持った人材を育成するのが、BATICの目的です。 この検定試験は、TOEICなどと同様、合否ではなく試験の点数でレベルが判定されます。200点以上でブックキーパー、320点以上でアカウンタント、700点以上でアカウンティングマネジャー、880点以上でコントローラーの称号が付与されます。 試験はサブジェクト1(400点満点)とサブジェクト2(600点満点)に分かれています。ブックキーパー/アカウンタントレベルを目指す場合は、サブジェクト1のみの受験も可能です。試験の難易度の目安は、サブジェクト1が日商簿記3級程度、サブジェクト2が日商簿記2級程度です。 試験の形式はマークシート方式による選択問題と記述問題で、すべて英語で出題されます。このためある程度の英語力に加え、簿記・会計分野の語彙力も必須になります。学習方法は、東京商工会議所が実施している通信講座の利用がお勧めです。BATICの対策講座を開講している資格スクールもあります。 | |
制限なし | |
9870円(サブジェクト1、サブジェクト2の両方を受験の場合) | |
97.1%(2004年度・ブックキーパーレベル以上の認定者の割合) | |
7月中旬、12月中旬(年2回) | |
全国主要都市で実施 | |
東京商工会議所検定センター 〒100-0005東京都千代田区丸の内3-2-2 03-3989-0777 http://www.kentei.org/ | |
外資系企業(特に米国系企業)や、国際取引の活発な日本企業の経理・財務職で、資格取得を通じて得た知識を発揮できます。英語と簿記会計の両方を学習したい人にもお勧めの資格です。 |
国際会計検定
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