国会議員引退とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 16:55 UTC 版)
「マハティール・ビン・モハマド」の記事における「国会議員引退とその後」の解説
その後も敗北を認めず、5月開会予定の下院議会でムヒディンに不信任を突きつけることを目指したが、3月11日に公表された地元紙のインタビュー内で、自身がもはや議会過半数の支持を得られないことを認めた。 2020年8月12日、マハティールはこのほど立ち上げた新党の名称を「プジュアン(Pejuang)」と発表した。マレー語で戦士の意で、腐敗した政治と戦う意味を込めたという。 2020年9月26日、記者会見で、高齢を理由に次の連邦議会下院の総選挙に立候補せず、国会議員を引退する意向を明らかにした。 2021年3月9日、妻と共にクダ州ランカウイ島で新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。マハティールは「ワクチンは安全で効果的だ」と強調。国民に対し、迅速にワクチン接種の登録をするよう促した。 2021年5月21日、マハティールは第26回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)でオンライン講演した。米中関係については「世界全体の利害を考えながら、問題を解決すべきだ」と強調した。台湾と中国の緊張について「台湾は実質的に独立している」と指摘した。そのうえで中国の立場に理解を示し「台湾を特区として認めればいいが、完全に独立は良い戦略ではない。中国の一部でありながら、特別な権利を認めることがいいのではないか」と提案した。香港についても「人権が侵されるということになれば別問題だが、地域によって異なる(自由度の)解釈があることは受け入れなければならない」と中国寄りの姿勢をにじませた。 2021年7月8日には新たに立ち上げた祖国闘士党(英語版)が当局より認可された。 2021年8月2日、マハティール、アンワル・イブラヒム、野党のデモ行進の先頭に立ちムヒディン・ヤシン首相の辞任を訴えた。ムヒディン政権は、国会内でコロナ感染が明らかになったという理由で8月2日に予定されていた最終日の審議を取りやめた。不信任案提出を防ぐための小細工と野党は非難している。マハティール氏は記者団に対し「国民がこれだけ非難しても、ムヒディン首相は恥知らずのままだ」と批判。
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