噺*とは? わかりやすく解説

はなし【話】

読み方:はなし

言葉を交わすこと。会話談話また、声を出して言うこと。「—が尽きない」「こそこそ—」

筋をたてて述べること。また、その内容。「—のうまい人」「ためになる—」

話題。「—は変わりますが」「—をそらす」「難しい—はやめよう

うわさ。評判。「人の—によれば」「国中選挙の—で持ち切りだ」「—だけで実現しない

話し合うこと。相談すること。「ちょっと—がある」「—がこじれる」「—がまとまる」「結婚—」

いきさつ。わけ。事情。「詳しい—は知らない」「お—はうかがっています」

物事道理。「—の通じない人だ」「それでは—が逆だ

(「咄」「噺」とも書く。「噺」は国字)人に聞かせるための作り話説話昔話落語など。「浦島太郎の—」「お—の世界」「人情—」

こと。ことがら前述内容をさしていう。「こんなになるまでほうっておいたとは、まったくひどい—だ」「いやはやあきれた—だね」

[下接語] (ばなし)浮世話打ち明け話内輪話裏話・噂(うわさ)話・大話御伽(おとぎ)話・戯(おど)け話・落とし話思い出話音曲咄(おんぎょくばなし)・怪談咄(ばなし)・楽屋話掛け合い話軽口話愚痴話小話こそこそ話(こぼ)れ話・三題咄(ばなし)・仕方話・下(した)話・芝居咄(ばなし)・地咄(じばなし)・自慢話・素(す)話・世間話高話立ち話・譬(たと)え話・茶話茶飲み話作り話辻噺(つじばなし)・伝え話・艶(つや)話・内証(ないしょ)話・長話人情話惚気(のろけ)話・馬鹿話ひそひそ話一口話一つ話身の上話土産(みやげ)話・昔話無駄話与太話・夜(よ)話・四方山(よもやま)話・別れ話笑い話


作者上林暁

収載図書上林暁全集 第17巻 補遺 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2001.10


読み方:ハナシ(hanashi)

作者 上林暁

初出 昭和22年

ジャンル 小説


落語

(噺* から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 09:02 UTC 版)

落語(らくご)は、江戸時代日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種である。最後に「落ち(サゲ)」がつくことをひとつの特徴としてきた経緯があり、「落としばなし」略して「はなし」ともいう[1]。「はなし」は「話」または「」とも表記する。


注釈

  1. ^ これは、日本芸術文化振興会「落語の歴史:落語家のはじまり」
  2. ^ 下谷神社の境内には、正岡子規の「寄席はねて 上野の鐘の 長夜哉」の句碑とともに「寄席発祥之地」の碑がある。
  3. ^ 可楽門下には朝寝房夢羅久(初代)、船遊亭扇橋(初代)、林屋正蔵(初代)、三遊亭圓生(初代)のほか、可楽(2代目)、喜久亭寿楽(初代)、萬笑亭亀楽(初代)、三笑亭佐楽(初代)、東亭鬼丸(初代)、自笑亭里楽、宇治新口(初代)、三笑亭古楽(初代)、三笑亭可上(初代)、三笑亭可重(のちの2代目可上)、三笑亭世楽、つるや萬助、初代川島歌遊(初代)、よたん坊ゆ又、瀧亭鯉丈(初代)、菅良助(初代)、菅良助(2代目)などが確認されている。
  4. ^ 現在、学生落語の全国大会として、“落語の祖”といわれる安楽庵策伝の名を冠した「全日本学生落語選手権・策伝大賞」が年1回、岐阜市で開催されている。
  5. ^ 角岡賢一は、これを便宜的に「擬古典」と称している。「上方落語演目の意味的分類」
  6. ^ 角岡によれば、そもそも、落語の起源には歌舞伎や浄瑠璃の要素が濃く、落語はこれらを簡略化した一人芝居としての性格をもっており、(狭義の)「芝居噺」の演目も数のうえでは決して少なくなかったが、大抵の場合は創作者一代限りで絶えてしまったという。「上方落語演目の意味的分類」
  7. ^ 「マクラが面白い落語家」として広瀬和生が挙げているのは、「マクラの小三治」として知られる柳家小三治(10代目)のほか、立川志の輔柳家喬太郎立川志らく桃月庵白酒(3代目)である。広瀬(2010)pp.85-87

出典

  1. ^ a b c 落語芸術協会「落語ってなに?」
  2. ^ a b c d 上方落語協会「歴史」
  3. ^ a b c d e f g h i j 『CD付 落語入門』(2008)p.14
  4. ^ a b c d 日本芸術文化振興会「落語の歴史:笑い話を楽しむ」
  5. ^ a b c d e 日本芸術文化振興会「落語の歴史:落語家のはじまり」
  6. ^ a b c d 柳家花緑(2002)pp.44-47
  7. ^ a b 落語”. 日本文化いろは事典. 2016年1月18日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h 日本芸術文化振興会「落語の歴史:興行としての成立」
  9. ^ a b c d e f 日本芸術文化振興会「落語の歴史:江戸落語のにぎわい」
  10. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『CD付 落語入門』(2008)pp.4-5
  11. ^ 日本大百科全書(小学館)。
  12. ^ 桜庭由紀子 (2019年8月15日). “戦争が落語を禁じた日。はなし塚に葬られた53の禁演落語”. 和楽web. 小学館. 2020年10月15日閲覧。
  13. ^ a b c 広瀬(2010)pp.13-26
  14. ^ a b c d e f g h i 広瀬(2010)pp.27-36
  15. ^ a b c d e f g h 角岡賢一, 「上方落語演目の意味的分類」『龍谷大学国際センター研究年報』 2013年3月 第22号 p.46-69, 龍谷大学国際センター, NCID AN10538881
  16. ^ 落語系情報サイト"噺;HANASHI"「落語用語辞典」
  17. ^ a b c d 『CD付 落語入門』(2008)pp.16-17
  18. ^ 桂米朝(1978)pp.95-96
  19. ^ 落語のすゝめ「枝雀のオチの分類法」
  20. ^ a b c d e f g h 広瀬(2010)pp.80-87
  21. ^ a b c d e 広瀬(2010)pp.88-95
  22. ^ a b c d e f g h 落語芸術協会「落語の表現」
  23. ^ NHK for School 国語10minBOX「落語」scene05 登場人物の立場を表す決まり・scene06 人物を演じ分けるしぐさ
  24. ^ 『CD付 落語入門』(2008)pp.120-121
  25. ^ a b c 朝日新聞(asahi.com)「SP落語、CD全集に復刻 コレクター2人が音源提供」(2006年11月17日)2014年1月19日閲覧
  26. ^ a b c リアルライブ「名司会者・玉置宏を精神的に追い詰めた事件」(2010年2月15日)2014年1月19日閲覧
  27. ^ NHK広報局・報道資料(平成20年12月8日)「『ラジオ名人寄席』音源無許可使用について」
  28. ^ a b 「落語三昧」草柳俊一
  29. ^ a b 落語三昧「音の博物館・極楽亭(極楽亭プロジェクト 発起人草柳俊一)」
  30. ^ 4代目桂文我公式Website「桂文我倶楽部」
  31. ^ 岡田則夫のブログ「巷間芸能研究室」
  32. ^ くだん書房:目録:マンガ:雑誌:集英社”. www.kudan.jp. 2023年4月18日閲覧。 “週刊少女コミック 1975年3月30日号(14) (新連載)すなこ育子「お笑いを一席!」巻頭8ページカラー”



出典:『Wiktionary』 (2020/03/07 17:32 UTC 版)

発音(?)

熟語

噺家


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