喩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/18 20:45 UTC 版)
喩 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 喻 |
簡体字: | 喻 |
拼音: | Yù |
注音符号: | ㄩˋ |
ラテン字: | Yu |
広東語発音: | Jyu6 |
上海語発音: | Yu3 |
台湾語白話字: | Jū |
2020年の中華人民共和国の統計では人数順の上位100姓に入っておらず[1]、台湾の2018年の統計では205番目に多い姓で、2,009人がいる[2]。
読み
姓として「喩」の字は通常と同様にユと読むほか、ジュ(「樹」と同音)とも読むという[3][4]。『大漢和辞典』では喩皓・喩樗ではジュ、喩均・喩智ではユとしているが、何を根拠に読み分けているのかは明らかでない。
由来
諸書は何承天『姓苑』を引用し、南昌の姓とし、「諭」とも書くと言い、『西河記』(現存せず、『隋書』経籍志二に見える)を著した東晋の喩帰(諭帰)をあげている[5]。
また、梁の兪薬は武帝から喩姓を授けられ、南宋の喩樗はその子孫であるという[6]。
現在の多くの姓氏辞典の類では後漢の和帝の蒼梧太守であった喩猛という人を載せている。この人物は『万姓統譜』に見えるが[7]、詳細は不明である。
著名な人物
- 喩皓 - 五代十国から北宋にかけての建築家。
- 喩樗 - 南宋の儒学者。
- 喩林祥 - 元中国人民武装警察部隊上将。
- 喩丹 - 女子射撃選手。
- 喩虹淵(リーン・ユウ) - 台湾の女優。
- ユー・カン(喩亢) - スタントマン。
脚注
- ^ “《二〇二〇年全国姓名报告》发布_部门政务_中国政府网”. www.gov.cn (2021年2月8日). 2023年1月19日閲覧。
- ^ “全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 282 (2018年10月). 2023年1月19日閲覧。
- ^ 『広韻』去声十遇・諭(羊戌切)「東晋有諭帰、撰『西河記』二巻。何承天云「喩」音「樹」。豫章人。」喩「上同。」
- ^ 『元和姓纂』去声十遇・喩「見『姓苑』。亦音「樹」。」
- ^ 『通志・氏族略』 去声・喩氏 。"又音「樹」。望出南昌。『姓苑』云、南昌有喩氏。東晋有喩帰、撰『西河記』三巻。又有諭氏。今喩氏多作諭氏。"。
- ^ 『宋史』儒林列伝三・喩樗「喩樗、字子才、其先南昌人。初、兪薬仕梁、位至安州刺史。武帝賜姓「喩」、後徙厳。樗其十六世孫也。」
- ^ 『万姓統譜』 去声六御・喩 。
喩
喩
「喩」の例文・使い方・用例・文例
- 隠喩的表現
- 「雪のように白い」は直喩の一例である
- 提喩法はしばしば詩で用いられる。
- 詩における提喩法の使用
- 二つの隠喩の比較
- 「~みたいな」または「~のような」を伴った比喩を自分で作って下の空白を埋めなさい。
- この表現は日本語にはない英語の比喩表現として、私は大変気に入っています。
- 現代の日本で錬金術といえば、比喩的にしか使われない。モラルや羞恥心と無縁の政治屋や宗教家が、不正な手段でカネもうけをするときに。
- その比喩的意味はもはや使われていない。
- 「怒ると彼はトラになる」というのは隠喩の例である。
- 彼女はその考えを上品な隠喩で表現した.
- 言葉の比喩的な用法.
- 比喩的な意味で.
- 比喩的に言うと.
- [比喩的] 彼女の顔は笑みで明るくなった.
- 形而上派詩人 《17 世紀初期の英国で比喩や機知に技巧をこらした知性派の詩人》.
- (保険会社からみて)危険の少ない[多い]被保険者; 《比喩》 頼りになる[ならない]人.
- 「人の一生は夢だ」というのは隠喩で, 「蝋燭のようにはかない」というのは直喩である.
- 〈比喩的〉 西武の貯金はこれで 13 になった.
- (比喩的に)彼がこの綱渡りをどんなふうにやってのけるかはおそらく見ものだろう.
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