喜連川研究所研究員
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喜連川研究所 研究者でありながらマッドサイエンティスト過ぎて、ER3システムからも弾かれている喜連川博士の研究施設。ごく普通の住宅街に存在する。研究内容が闇に近過ぎるため、暴力の世界に含まれる。 喜連川 茂連(きつれがわ もつれ) 有名でありながら無名の研究者。匂宮兄妹や断片集の製作者。 常人には理解不可能な研究を行っており、人から避けられ、自身も人を避けていた。哀川潤からは研究者よりも錬金術師と表現した方が正しいと評されている。基本的に世間の迷惑にしかならない研究ばかり行っているが、ごく稀に世の需要に一致することもある。自身の精神を他人の体に移す実験の成功で肉体的には亡くなっている。その際、古くなったから新しいものと交換したいという理由で「人格の伝染」技術は施していない。 喜連川 ほつれ(きつれがわ ほつれ) 喜連川茂連の孫娘。5歳くらいの少女。 茂連の研究で創り出されたホムンクルス。喜連川茂連の実験台となり彼の記憶と知恵を移されている。性格・人格は引き継いでおらず同一人物でありながら別人。現在は研究途中だった茂連の作品を片付けており、所属こそしていないもののER3に技術提供を行い宇宙服の製作などに応用されている。 『ふれあい』の対処に悩み、哀川潤に自身の判断の後始末を依頼した。 示際 祭(しめぎわ まつり) 喜連川茂連の実験台。17歳の男性。 通称「噴火災(キャンプファイヤーズ)」。人体の気体化の研究に利用され、右腕をガス状化させ炎に変える能力を付加されている。 ほつれの命令で哀川潤に接触し、実力を試す為に勝負を挑んだ。 『ふれあい』からほつれを助けようとして右腕を失うが、罪口商会によって義手を作ってもらい博士の遺産を管理する仕事に就いた。 『ふれあい』 ガス状生命体。研究テーマ『貧者の一灯』の元、喜連川ほつれと示際祭という実験台を経て創られた喜連川茂連の遺作。 人類の上位として創られた生きている炎。研究進行度は10段階の内3,4段階程度で人間で言う胎児程度の状態でしかなく、フラスコの中で生かされている。知能は高く電子音のような途切れ途切れの音声で言葉を発する。人類を終わらせる可能性があるが研究を放棄することは、プロトタイプである自身の存在を否定することにも繋がる為、ほつれは研究の存続を決めかねていた。 ほつれを炭すらも残さず焼失させ、屋敷に燃え広がり哀川潤にさえも手に負えないと思わせたが偶然の豪雨によって消滅した。しかし、時を前後してER3や四神一鏡など連動するはずのない距離を隔てた世界中の研究施設で意志を持つ炎が誕生している。
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