じっかん‐じゅうにし〔‐ジフニシ〕【十干十二支】
干支
十干十二支
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 22:35 UTC 版)
詳細は「干支」を参照 陰陽五行説の基本は、木、火、土、金、水、(もく、か、ど、ごん、すい、金は「きん」でなく「ごん」と読ませる)の五行にそれぞれ陰陽二つずつ配する。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、は音読みでは、こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き、と読む。音読みでは陰陽と五行にどう対応しているか分かりにくいが、訓読みにすると、きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと、となり、五行が明解になる(かのえ、かのと、は金)。陰陽は語尾の「え」が陽、「と」が陰である。語源は「え」は兄、「と」は弟である。「えと」の呼び名はここに由来する。「えと」は本来、十干ないし干支の呼称だった。きのえ、は「木の陽」という意味。 十二支にも五行が配されている。その前提として、季節に対応する五行(五時または五季)は、春が木、夏が火、秋が金、冬は水である。土はどこへ来るかというと、四季それぞれの最後の約18日(土用)である。有名な「土用の丑の日」は夏の最後の時期(土用)の丑の日(丑は土の五行)ということである。各季節に十二支を配すると、 春は、一月寅、二月卯、三月辰(五行は木、木、土) 夏は、四月巳、五月午、六月未(五行は火、火、土) 秋は、七月申、八月酉、九月戌(五行は金、金、土) 冬は、十月亥、十一月子、十二月丑(五行は水、水、土) となる(月は旧暦の暦月または節月)。 十二支の陰陽は、子から数えていき、奇数番目は陽、偶数番目は陰となる。十干と十二支が組み合わさるとき、陰と陽の組み合わせはなく、陽と陽、陰と陰の組み合わせのみとなる。そのため、10×12=120とはならず、半分の60通りになる。甲寅はあっても乙寅はない、乙卯はあっても甲卯はない。
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十干十二支
「十干 十二支」の例文・使い方・用例・文例
- 年・月・日,方位,時刻を表すのに用いる十干の第二番目
- 十干の八番目である辛
- 十干と十二支
- 十干と十二支の組み合わせたもの
- 十干において,癸
- 甲という,十干の第一番目
- 庚という,日時や方角を示す干支で,十干の第七番目
- 甲という,日時や方角を表す干支で,十干の第1番目
- 甲子という,十干と十二支の組み合わせの一番目で,暦数を数える方法
- 甲子という,十干と十二支を組み合わせたものの第一番目
- 年日を表す十干の第五位である戊
- 年日を表す十干の第6位である己
- 十干の4番目である丁
- 丙という,十干の三番目
- 戊という,十干の第五番目
- 十干の九番目である壬
- 十干の十番目の千である癸
- 乙という,十干の要素
- 十干の甲と乙
- 十二支
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