動力機構とは? わかりやすく解説

動力機構

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:04 UTC 版)

軽自動車」の記事における「動力機構」の解説

軽乗用車として最初に成功したスバル360リアエンジン後輪駆動RRであった前輪駆動FF)はスバル360より3年早く登場したスズライトなどがあったが、まだ操舵輪対応したドライブシャフトジョイント技術未熟であったためトラブル多かったそのような事情もありRR当時小型乗用車トレンドでもあった。1967年ホンダFFN360発売し軽乗用車首位の座をスバルから奪い、さらに後継車であるライフ今日前輪駆動車標準ともいえるジアコーサ式レイアウト採用した1970年代RRFFFRそれぞれの駆動方式入り乱れていたが、1980年代にはほとんどがジアコーザ式FFとなり、今日に至る。軽商用車トラック1BOXバン)では大型トラックとも同様のキャブオーバーFR主流で、唯一ホンダのみがミッドシップ(MR)を現在も採用している。なお、スバルでは自社での軽自動車製造から撤退する2012年までRR採用していた。 排気量が360cc以下だった頃は別として、後年規制緩和軽自動車車体寸法大きくなり、さらには1990年代に入ると衝突安全性などの各種安全性といった要件加わったことで、より大きく重くなっていった規格拡大ともなって排気量も360ccから550cc、さらには660ccと大きくなっていったが、自然吸気エンジントルクでは重量増加に対して厳しい面もある。 これを克服するために、1980年代後半以降車種では、エンジン出力を稼ぐために550ccや660ccのエンジンターボチャージャースーパーチャージャー装着した車種が多い(2011年10月現在、一部スバル自社生産車種であるサンバートラック/サンバーバンを除きターボチャージャー装着)。この風潮は現在でも強く残っているが、安全性維持したまま車体軽量化する技術の進歩エンジン技術の進歩により、自然吸気エンジンでも普段乗る程度なら十分なトルク稼げようになったことと、排出ガス規制考慮により過給器搭載車種は一時期ほどではなくなり、大体の乗用軽自動車アルミホイールエアロパーツ最初から標準装備されるような高価なグレードであっても過給器ありとなしの2タイプラインアップされるようになった。 しかし運送業者遠出などにはやはり過給器付きの方がトルクがあり、積載時や高速での運転が楽になるため、運輸業使われている軽貨物車(主に軽トラック、軽キャブバン)は一部車種限り過給器付いている場合もある。

※この「動力機構」の解説は、「軽自動車」の解説の一部です。
「動力機構」を含む「軽自動車」の記事については、「軽自動車」の概要を参照ください。

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