動力源に使用される四酸化二窒素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 07:19 UTC 版)
「四酸化二窒素」の記事における「動力源に使用される四酸化二窒素」の解説
四酸化二窒素が可逆的に NO2 に解裂する性質が研究され解離気体 (dissociating gas) と呼ばれる先進動力発生システムに利用されている。冷却された四酸化二窒素は圧縮し加熱されると分子量が半分の二酸化窒素に解離する。この熱い二酸化窒素は管内で膨張させると圧力が低下し冷却される。この冷却効果がヒートシンクとして働き、元の分子量の四酸化二窒素が再生する。この解離気体のブレイトンサイクルは動力変換装置の効率向上に役立つと考えられている。
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