加倉 (さいたま市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 16:52 UTC 版)
■加倉 | |
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北緯35度56分27.05秒 東経139度41分09.14秒 / 北緯35.9408472度 東経139.6858722度 | |
国 |
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都道府県 |
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市町村 |
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区 | 岩槻区 |
地域 |
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人口 | |
• 合計 | 4,832人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
339-0056[2] |
市外局番 | 048[3] |
ナンバープレート | 大宮 |
加倉(かくら)は、埼玉県さいたま市岩槻区の町丁および大字。現行行政地名は加倉一丁目から加倉五丁目および大字加倉。町丁は住居表示実施地区。郵便番号は339-0056[2]。
地理
さいたま市岩槻区の西部に位置する。東北自動車道岩槻インターチェンジ周辺の地域である。
大字加倉の北部は住居表示が実施されたが、南部は大字のまま残る。
地価
歴史
もとは江戸期より存在した埼玉郡岩槻領に属する加倉村、古くは戦国期より見出せる埼玉郡のうちの加倉であった[5]。斎藤勘解由之盛が天文年間(1532年 - 1555年)に開発したと伝えられている[5]。
- 初めは岩槻藩領、以降変遷なし[5]。
- 幕末の時点では埼玉郡に属し、明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、岩槻藩領[6]。
- 1871年(明治4年)
- 1879年(明治12年)3月17日:郡区町村編制法により成立した南埼玉郡に属す。郡役所は岩槻町に設置。
- 1889年(明治22年)4月1日:町村制施行により、加倉・柏崎・横根・谷下・浮谷及び真福寺の6箇村が合併し柏崎村が成立。柏崎村の大字加倉となる[5]。
- 1954年(昭和29年)
- 1965年(昭和40年)12月1日:住居表示実施により、大字加倉の一部が本町一丁目の一部となる。
- 1966年(昭和41年)10月1日:住居表示実施に伴い、大字加倉・大字岩槻・大字柏崎の各一部から東町一丁目・二丁目が成立[9]。
- 1985年(昭和60年)7月10日:一部が大字岩槻の一部とともに大宮市に編入される。現在のさいたま市見沼区宮ヶ谷塔一丁目 - 三丁目の一部[10]。
- 1990年(平成2年)10月1日:一部から加倉一丁目 - 四丁目が成立。また、一部が並木一丁目・二丁目の各一部となる。
- 1991年(平成3年)10月7日:大字加倉の一部から加倉五丁目および原町が成立。
- 2005年(平成17年)4月1日:岩槻市がさいたま市に編入され、同市岩槻区の町丁および大字となる。
世帯数と人口
2017年(平成29年)10月1日時点の世帯数と人口は、以下のとおりである[1]。
大字・丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
大字加倉 | 74世帯 | 117人 |
加倉一丁目 | 660世帯 | 1,358人 |
加倉二丁目 | 346世帯 | 734人 |
加倉三丁目 | 33世帯 | 71人 |
加倉四丁目 | 645世帯 | 1,391人 |
加倉五丁目 | 501世帯 | 1,161人 |
計 | 2,259世帯 | 4,832人 |
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下のとおりとなる[11]。
大字・丁目 | 区域 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
加倉 | 1 - 1504番地 1936 - 7749番地 |
さいたま市立柏崎小学校 | さいたま市立柏陽中学校 |
1524 - 1718番地 | さいたま市立西原小学校 | さいたま市立西原中学校 | |
加倉一丁目 | 全域 | ||
加倉二丁目 | 全域 | ||
加倉三丁目 | 全域 | ||
加倉四丁目 | 1番1号 - 4番 15番1号 - 33番 | ||
5番1号 - 14番 | さいたま市立太田小学校 | さいたま市立岩槻中学校 | |
加倉五丁目 | 全域 | さいたま市立柏崎小学校 | さいたま市立柏陽中学校 |
交通
鉄道
加倉一丁目の北西縁および加倉二丁目の北縁を東武野田線(東武アーバンパークライン)が通るが、地内に駅はない。最寄り駅は地点によって異なり、東武野田線(東武アーバンパークライン)の七里駅、または同岩槻駅である。岩槻駅は、加倉四丁目1289番7地点から約1.4 kmの位置にある[4]。
バス
道路
寺社・史跡
施設

幹線道路の沿線を中心に多数の商業施設が立地する。
- 大字加倉
- 東北自動車道 岩槻インターチェンジ
- 関東管区警察局岩槻高速道路管理室
- 東日本高速道路関東支社道路管制センター
- 加倉一丁目
- 岩槻みどり幼稚園 - 学校法人岩槻みどり学園
- お人形歴史館 東久
- 加倉二丁目
- 岩槻加倉団地集会所
- 県住宅供給公社公園
- 加倉高架下こども広場[12]
- 加倉四丁目
- 岩槻郵便局
- 加倉連合自治会館
- 大日本開発岩槻団地公園
- 加倉五丁目
- 加倉ふれあい公園 - 埼玉県立民俗文化センター跡地
※ 加倉三丁目は西部に住居があるほかは、多数の民間の商業施設が立地するのみである。
脚注
- ^ a b “さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年10月5日). 2017年10月5日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月5日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ a b 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』220-221頁。
- ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 127頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1429頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』949頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』増補5-6頁。
- ^ “さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
- ^ 岩槻区の公園 - 公益財団法人さいたま市公園緑地協会. 2019年1月22日閲覧。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連文献
関連項目
外部リンク
- 加倉_(さいたま市)のページへのリンク