制服・装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 06:45 UTC 版)
カラビニエリの制服は、19世紀の設立時は伝統を受け継いだ青を基調としたものだが、現在の制服は黒が基調である(イタリア国家警察は現在も青が基調である)。制服は黒地で、パンツには稲妻を模した赤い側章がある。将校は負皮(右肩に掛ける)が付いた革ベルトを締め、下士官以下は箱型鞄(中に何が入っているのかは未詳)を下げた白いバンダリアを左肩から掛ける。冬季はジャンパー、マントを着用する。夏服は半袖青地シャツだが、鞄つき白色ストラップ、黒地に側章付きパンツを同様に着用する。制帽は階級によって顎紐の装飾や帽章の色などが異なる。パレードなどで着用する礼装は詰襟ダブルブレストのジャケットで、赤青(軍楽隊は赤白)の羽飾りが付いた三角帽に似た帽子を着用する。このほかにも任務に応じて濃紺色の作業服や陸軍と同様の迷彩服にベレー帽やキャップ、ヘルメットを着用する。 パトロールカーやパトロールバイク、航空機(固定翼・回転翼)、スノーモービル、小型巡視艇を保有するほか、陸軍に準じた軽装甲車や装甲兵員輸送車などの戦闘用装備も保有している。パトカーなど警備車両の配色は、白いルーフ上の青灯・白色灯、黒に近い紺色のボディーに赤いアクセントライン、「CARABINIERI」の白文字で、制服と同系統(黒白赤)である。イタリア国家警察も同じ車種をパトカーに使っているが、こちらは水色地に白のアクセントラインである。 森林・環境・農業保護隊の制服もカラビニエリと同様のデザインに変更されたが、車両や航空機は森林警備隊時代と同じ緑の塗装に「CARABINIERI」の白文字を入れたものを使っている。 常勤服(手前)と礼装(隊列) 陸軍とともに元老院玄関を警衛(中央の2名) 作業服(イラク派遣 MSU IRAQ 連隊) 陸軍と同様の迷彩服 暴徒鎮圧用の装備 市内をパトロール中の騎馬隊 パトロールカー(アルファロメオ・159) パトロールバイク(BMWR1100RT-P) ウニモグNBCR防護車両 イベコVM90軽装甲車 ヘリコプター(アグスタ A109) ヘリコプター(ベル47J)
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