守衛との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 17:17 UTC 版)
施設警備員と守衛との違いは、施設警備員は他人の需要に応じて契約し、警備員が配置されている点である。守衛とはその土地建物の管理者に直接雇用され、保安・警備業務を行う者である(例:役場の守衛 - 市町村例規に守衛執務規程がある)。 警備員は他人の需要に応じ契約された範囲内で権限の委託を受ける(施設管理権等の委譲)。警備員は警備業法(以下「法」)の縛りを受け、法で規定されている制服・装備を身に付けるが、守衛はその管理者に直接雇用され保安・警備業務を行うため法による各種の縛りが無く、制服は例規に定められた物を着用すればよい。 守衛は警備員ではないので装備・使用は制限されない。また、守衛は法の規制を受けないため、警備員が受ける(当年4月1日から9月30日の期間に行われている前期教育、10月1日から翌年3月31日の期間に行われている後期教育等)法定研修なども受けていない。その為に、業務に関する知識、技能の向上を求める事が難しい事から、近年警備業者に依頼する業界が増加の傾向にある。警備員は、各法令を遵守する事コンプライアンスが半ば義務づけられているが、守衛に関する義務規定はない。従来装備できなかった刺叉を、平成21年7月1日の法改正により装備する事が出来るようになった。 制服・制帽 護身用具(警棒、特殊警棒、楯、刺叉等) 警笛 鍵 鍵紐(鍵束を紛失しないために肩章から吊るしたり、ベルトに繋いだりする紐) 鍵携行用箱(キーケース、ベルトポーチ) 無線機 懐中電灯
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