初の地方遠征とは? わかりやすく解説

初の地方遠征

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:46 UTC 版)

広島東洋カープ」の記事における「初の地方遠征」の解説

カープ初の地方遠征は1950年3月16日福山三菱電機球場行われた対中1回戦だった。 6月7日には、広島県内で初のビジターゲーム大洋広島六回戦が現在三次市十日市町野球場行われた開催地はこの数日前草競馬催され河川敷馬糞所々落ちている雑草茂る原っぱである。客席三塁側が川の堤で傾斜面スタンド平坦な一塁側は馬車荷車並べて観客席作った座布団代わりに一束二十銭で麦の束を売り品切れになると隣の田んぼからいくらでも補充した両軍ベンチは馬が繋がれていた丸太ん棒に板を打ち付けた即席ベンチ、勿論屋根はない。ベンチ前にバケツ置かれ消防団員手押しポンプホース伸ばし近所農家井戸から汲み上げバケツに注ぐ。これが選手たち飲み水である。スコアボード小学校黒板1枚では数字読みにくいと2枚並べた外野柵は、所々青竹立てて荒縄1本を腰の高さに張り巡らせた。両翼ポールがないことに試合直前気付き慌てて田んぼから稲干し用の丸太引っ抜いて立てた。 この環境で公式試合スタート雑草デコボコグラウンドで、5回にしてカープ早々全員安打15安打、7回には二死から四球1つはさんで8本の長短打を放ち10点ゲーム途中で先発全員得点全員打点毎回安打1イニング3本塁打記録カープがこの試合記録した28安打は、2019年終了時点でもセ・リーグ記録である。22得点球団記録。 この試合現地取材したプレスは、朝日新聞共同通信社読売新聞の3社のみで、野球担当になって間もない記者スコアブック記入苦戦した。この試合から両チーム打ち合わせで、外野柵の縄張りの上越せば本塁打、下をくぐれば二塁打取り決めた。この試合外野お客入れたかは分からないが、その後外野お客入れるとファンカープ有利になるよう縄を動かした。これで問題起こしたのが後述する「ナワ・ホームラン」である(#疑惑の本塁打)。

※この「初の地方遠征」の解説は、「広島東洋カープ」の解説の一部です。
「初の地方遠征」を含む「広島東洋カープ」の記事については、「広島東洋カープ」の概要を参照ください。

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