再結晶
recrystallization | ||
冷間加工などで塑性ひずみを受けた結晶が加熱されるとき、内部応力が減少する過程に続いて、ひずみが残っている元の結晶粒から内部ひずみのない新しい結晶の核が発生し、その数を増すとともに、各々の核は次第に成長して、元の結晶粒と置き換わっていく現象。
| ||
recrystallization | ||
冷間加工された金属内で、相の変化なしに、核生成及び成長によって新しい結晶粒が発達することを意図した熱処理。 |
再結晶
この歪みが金属を硬化させます。これを加工硬化といいます。
加工硬化が進み、歪みの限界になると割れなどを生じ、加工を続けることが不可能に なってしまいます。この加工硬化を解消するには金属組織にたまった歪み(ストレス) を解消することにより、金属本来の柔軟性が回復させることが出来ます。
歪み解消によって金属組織が規則正しい組織に戻ることを再結晶といい、 この再結晶に必要な熱処理の温度を再結晶温度といいます。
再結晶温度は材質ごとに違い、また加工度が大きいほど再結晶温度は低く、 加工度の小さい物ほど再結晶温度が高くなる傾向があります。
※鉛・錫・亜鉛などは常温以下が再結晶温度なので、 常温で加工しても加工硬化しにくい材料です。
再結晶
再結晶
実験方法装置単位など: | 全圧 共焦点レーザー蛍光顕微鏡 再現性 再結晶 凝固点降下度 処理実験 分圧 |
再結晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 12:39 UTC 版)
再結晶(さいけっしょう、recrystallization)とは、合成または抽出などによって得られた粗結晶(純度の低い結晶)をより良質で不純物の少ない結晶へと成長させるための操作である[1][2]。この語は、化学・物理学(金属工学・材料工学)のほか、地質学でも用いられる[3]。温度を緩やかに下げることによってより大きな形のよい結晶ができ、 収集率も向上する[4]。
- ^ “Recrystallization” (英語). Chemistry LibreTexts (2013年10月2日). 2023年2月19日閲覧。
- ^ Crutchlow, Charlotte (2021年8月4日). “Lab Procedure: Recrystallization | Chemistry” (英語). ChemTalk. 2023年2月19日閲覧。
- ^ “Recrystallization”. www.chemeurope.com. 2023年2月19日閲覧。
- ^ “Recrystallization” (英語). Chemistry LibreTexts (2013年10月2日). 2023年2月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g J.Leonard、G.Procter、B.Lygo 2012, pp. 173–175.
- ^ J.Leonard、G.Procter、B.Lygo 2012, p. 177.
- 1 再結晶とは
- 2 再結晶の概要
- 3 化学
- 4 物理学(金属工学・材料工学)
再結晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/05 03:06 UTC 版)
化合物を溶媒に加熱して溶かし、冷却したり溶媒を蒸発させたりすることでより純度の高い結晶を得る精製法。
※この「再結晶」の解説は、「精製」の解説の一部です。
「再結晶」を含む「精製」の記事については、「精製」の概要を参照ください。
「再結晶」の例文・使い方・用例・文例
再結晶と同じ種類の言葉
- 再結晶のページへのリンク