優木 蒼甫(ゆうき そうすけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:58 UTC 版)
「KING GOLF」の記事における「優木 蒼甫(ゆうき そうすけ)」の解説
主人公であり帝倫高校1年生。筋肉質な身体とドレッドヘアー(当初は長髪だったが、ゴルフ部に入部以来短くした)が特徴。倒した不良を橋から宙吊りにしたことから「プレデター」の異名を持つ、最強最悪のケンカ屋。数多くの暴走族をたった一人で壊滅させているほどの戦闘力を持つが金品を巻き上げるカツアゲなどの行為は一切しない。ゴルフを初めて体感し、「気持ちいい」と思うようになりゴルフ部に入部。ゴルフ界の頂点に立つことが目標。傍若無人かつ怖いもの知らずな性格で、気ままな振る舞いが目立つが、興味を持ったものに対しては不断の努力を自然に行える、生真面目かつ努力家な信念の持ち主でもある。人並み外れた天性の身体能力と大勝負でも自分のプレーを貫く図太いメンタルを併せ持つが、初めてゴルファーとして挑んだ全国高校ゴルフ選手権地区予選では後半こそ善戦したものの最下位となってしまい、彼の人生で初めての敗北を刻み一人で悔し涙を流していた。その敗北をバネに裏アマチュアとのマッチプレー、ドライビングコンテストなどの勝負をこなして急成長を遂げてゆく。敵を強く意識することでより実力を引き出せるタイプなのだが、ドラコンに参加した際は『敵を意識すること』が裏目に出て本来の実力をまるっきり出せずに空回りしてしまい、危うくなす術もなく予選で敗退しかけた。谷川のアドバイスで持ち直し、OBで記録こそ残らなかったが最終的にチャンピオンを超える434ヤードの飛距離を叩きだした。しかしその弊害として本来のゴルフに必要なスイングを崩してしまい、新人戦全国大会では大スランプに陥ってしまう。悪戦苦闘しながらもライバル達との試合の中で本来の技術を取り戻し、更なる飛躍を遂げて勝利を得た。その後、霞見との勝負や有海のキャディーを経て、谷川から本格的なプロに誘われ彼と共に海外へと武者修行の旅に出る。だが自分の全てが何一つ通用しない海外の過酷な環境に精神を削り取られてしまい、ついには泣き言を漏らし惨めに助けを求めるまでに追い詰められて心を喰い尽くされてしまうが、最後に残った「邪魔をするものは全て叩き潰して君臨する」という優木蒼甫の人間の「芯」とも言える本能に火が点き復活。修行を終えた際にはいくつもの優勝メダルを引っさげて日本に凱旋、髪が伸びて再び長髪のドレッドに戻っている。強靭な肉体や精神力のおかげでそちらに目を奪われがちだが、蒼甫の本当の武器はゴルファーとして「未完成」なことで、完成されていないがゆえに貪欲に技術を吸収し成長を続けることが彼の最強の武器となっている。
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