修業終了後の経営状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 06:43 UTC 版)
「愛の貧乏脱出大作戦」の記事における「修業終了後の経営状況」の解説
2010年10月放送のスペシャルにて、181店舗中39店舗が経営を続けていることが明らかにされている。支店を出すまでの有名店にのし上がった店もあれば、店主が修業で身につけた達人の教えを守らなかったため、元の木阿弥になっている店もあった。 成功したケースでは、レギュラー放送が終了して10年以上経過した後も、全国的な人気店になった福岡県朝倉市の菓子処「古賀乃屋」(このため、店舗を移転・拡大した)、大須の屋台へ移行後に地元の情報番組『ぐっさん家』のロケをきっかけに山口智充が常連客として訪問する店としても有名になった名古屋市のたこ焼き店「たこ咲」、楽天トラベルの口コミ評価で第一位を獲得し、予約が取れないほどの人気ナンバー1の宿となった茨城県北茨城市の民宿「暁園」、行列はおろか、バスツアーまで組まれ、更には同じテレビ東京の『出没!アド街ック天国』にランキングされるような超人気店に伸し上がった茨城県桜川市の洋食レストラン「ペンギン」(混雑解消のために駐車場も拡張、店舗を増築した)などの店がある。 しかし、その一方では、番組によって一時は繁盛したものの、結局は年数の経過や店主の怠惰などから元の木阿弥となって閉店したり、逆に売れすぎて店主が過労になり体調を崩して閉店したり、店主の一身上の都合や他店との競合などにより閉店したりしたケースが大半であり、中には放送後1年以内という短期間で閉店した店や、抜き打ちチェックの時点で既に閉店ないし閉店報告をした店もある。「仕事に追われるより家族との時間を大事にしたい」など、家族などの都合も考慮に入れたうえで、店主が一般企業への就職を決意し、閉店に踏み切った例も放送されている。東京都稲城市のラーメン店「虎心房」のように修行した店主は引退したが、娘が店舗を継承(区画整理の関係で町田市に移転して店名も胡心房と改名しメニューも一新)して先代を凌ぐ人気店に成長した事例もある。 また、特殊な成功例としては、東京都足立区のラーメン屋「香源ラーメン」が挙げられる。この店の店主は、達人の店である「縁や」で修業し合格したものの、開店後しばらくして売り上げが低迷したことから、以前の修業とは別の店舗である「東池袋大勝軒」に番組関係無しに個別に修業し、味も変え、それを達人に何も伝えていなかったことが抜き打ちチェックで発覚し、みのが激怒した。その後、「縁や」が東京・池袋に出店した際、そこの店で再修業したものの、考え抜いた末「縁や」の味を続けることを断念し、「東池袋大勝軒」に再修業、2003年に暖簾分けし、店名を「綾瀬大勝軒」に改名した。2010年10月放送のスペシャルでは紹介されなかったものの、現在も営業を続けている稀有な例である。
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