伝説・逸話
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320年頃、ゴルゴタに巡礼し、キリストが磔になった十字架を発見した、とされる。伝説によればヘレナは息子のコンスタンティヌスに依頼されてこの地を訪れ、9月14日に探し出したという。このとき同じ場所で聖釘(キリストに打ち付けた釘)も見つかった。聖釘と十字架の破片はモンツァ(イタリア)の博物館が所蔵している。この十字架をめぐるヘレナの伝説は4世紀末にヨーロッパから起こった。 イエスの脇腹を刺した槍を発見。 イエス生誕に来訪し救世主として礼拝したという3人の博士(王)の遺骸を発見しコンスタンティノポリスに運び、ミラノ司教であった聖エウストルギウスに懇願されてこれらを贈与した。 聖母マリアがイエスを産み落とす時に使った飼い葉桶のまぐさをローマに持ち帰った。 ヘレナがキリスト教に改宗したきっかけは、聖シルウェステルが異教徒との争論の際に示した奇跡のためであった。 ヘレナは自分がそのために離婚させられたテオドラの孫(ダルマティウスとユリウス・コンスタンティウスの息子たち)を憎み、彼女の存命中は宮廷から遠ざけた。 ヘレナはイギリス王の娘であったという伝説は、ジェフリー・オブ・モンマスによって広まる。
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伝説・逸話
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月峰和尚 雪蹊寺の中興の祖、月峰和尚には妖怪とのやりとりの伝説(歌詠み幽霊の伝説)がある。 妖怪というのは、和歌の上の句に悩んで亡くなった者が成仏できずに、荒れた雪蹊寺に住み着いた霊であった。月峰は近隣の住民に「妖怪が出るので近づかないほうがよい」と言われたが、いかなる妖怪であろうかと寺に寝泊りすることにした。初日に月峰が境内で座禅をくんでいると、泣き声とともに「水も浮き世という所かな」という下の句が聞こえた。月峰は翌晩までに上の句を考えて、翌晩も座禅をくんで霊が現れるのを待っていると、また、その声がしたので、「墨染めを洗えば波も衣きて水も浮き世という所かな」と詠んだ。泣き声はそれ以降しなくなり、妖怪も出なくなった。その話をきいた戦国大名の長宗我部元親は月峰に雪蹊寺の住職になるように頼み、元親は月峰のために雪蹊寺を立派に建て直し、今に至るという[要出典]。 山本玄峰 のちに臨済宗妙心寺派の管長となり昭和の傑僧と呼ばれる山本玄峰老師が青年のころの遍路の途中、雪蹊寺の前で行き倒れになっていたところを太玄和尚(山本太玄)に救われたという逸話が残っている。なお、当寺で出家し、住職も務めている。
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