他業界の資格との比較
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「基本情報技術者試験」の記事における「他業界の資格との比較」の解説
電気・通信の資格と比較すると、自衛隊の技術曹の任用資格において第三種電気主任技術者(電験三種)や第三級総合無線通信士(三総通)が同等となっているが、両資格は電気(通信)工学と法規という構成で、三総通には英文の和訳があるなど単純比較はできない。電験三種は能力証明として需要があるため受験者数は4.5万人、合格率は10%前後で推移している。三総通の合格率は3 - 4%であるが、需要が少ないため受験者数は例年300人前後であり、全科目免除者も毎年60 - 70人いる。電気通信設備工事担任者の基礎科目においてより難易度が低い問題が、技術科目ではネットワーク関連において類似した問題が出題される。 法律・不動産の資格と比較すると、宅地建物取引士(宅建)が基本情報技術者試験とほぼ同じくらいの難易度と言われている。年間受験者数は20万人、合格率は例年15%前後で推移しており、宅建試験のほうが合格率は低いため難易度が高いように見えるが、問題数は宅建試験のほうが少なく(宅建試験は全50問の四肢択一式。これに対し、基本情報技術者試験は午前全80問に加え午後試験がある。)、試験時間も宅建試験のほうが短い(宅建試験は2時間。これに対し、基本情報技術者試験は午前と午後を合わせて計5時間である)。また、宅建試験では民法・宅建業法など宅地建物の取引に関わる法律問題のみが出題され、数学関連の問題は出題されない。なお、宅建試験は例年10月第3日曜日に実施されており、情報処理技術者試験の秋期試験と重複する。そのため、秋期の情報処理技術者試験を受験する場合は(延期など特別対応を除いて)その年は宅建試験は受験できないため注意を要する。逆に宅建試験を受験する場合、その年の情報処理技術者試験は春期(4月第3日曜日)しか受験できなくなる(基本情報技術者試験は例年ならば春期および秋期の年2回実施される)。 金融・会計の資格と比較すると、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士2級や日商簿記検定2級と同程度の難易度であると言われることがあるが、実際には基本情報技術者試験の方が難易度が高いと言われることが多い。試験時間では両方とも基本情報技術者試験より短く設定されている(FP2級は学科試験と実技試験を合わせて3時間半、日商簿記検定2級は2時間である)。また、FP技能士2級は合格率で言えば40%を下回ることは稀であり、日商簿記検定2級も比較的簡単な回では合格率が30%を上回ることも少なくない(これに対し、基本情報技術者試験では合格率は例年10 - 20%台と安定しており、比較的合格しやすかった回でも合格率はせいぜい30%程度であり、難易度の乱高下はFP技能士や日商簿記検定ほど顕著ではない)。
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他業界の資格との比較
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「応用情報技術者試験」の記事における「他業界の資格との比較」の解説
法律系の資格と比較すると、行政書士試験が応用情報技術者試験(AP)ととほぼ同じくらいの難易度と言われている。応用情報技術者試験と行政書士試験はともに記述式の問題があるため、一般的には全問マークシート形式である不動産の宅地建物取引士(宅建)試験より合格難易度は高いとされる。ちなみに基本情報技術者試験(FE)は宅建試験と同じくらいの難易度と言われることが多い。どちらもすべての問題が多肢選択式であり、記述式の問題は出題されない。 金融・会計の資格と比較すると、ファイナンシャル・プランニング(FP)技能士1級や日商簿記検定1級、全経簿記能力検定上級と同程度の難易度であると言われている。基本情報技術者試験(FE)はFP技能士2級や日商簿記検定2級と同程度の難易度と言われることが多い。
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