他業種との融合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 16:36 UTC 版)
「アダルトグッズショップ」の記事における「他業種との融合」の解説
昭和40年代の後半頃から、世間にはヌードページを売りとしたグラフィカルなエロ系雑誌が蔓延するようになったが、流通経路と利益率の違いから出版社が発行する「エロ雑誌」は「大人のオモチャ屋」にはほとんど並ばなかったため、ビジュアル面での品揃えに関しては、街中の小型書店にさえ及ばない時代が長期間続いた。 この潮流を境に日本のポルノは、外人の裸から日本人の裸へ移行し、ポルノという言葉も風化してゆく。 一方、昭和53年頃から神田神保町を起点に発生した息の長い「ビニ本ブーム」は、日本中の繁華街に「ビニ本屋」を増殖させながら、その後の「レンタルアダルトビデオブーム」、「裏本ブーム」へと発展する過程において、一斉摘発や風営法による締め付けをくぐり抜けながら、既存の「大人のオモチャ屋」と新勢力の「ビニ本屋」を融合させる流れを生んでいった。 新製品に乏しかった大人のオモチャ業界は利幅が薄くも需要の多いビジュアル系商材を、薄利多売傾向が目立ってきたビニ本AV業界は利幅の魅力的なオモチャ系商材を、それぞれ取り込んで顧客の囲い込みに努めた結果、アダルトショップ入店時の「命がけ」的イメージは徐々に薄らいでいった。 2000年代までに都心部では一部ショップが店頭に雑貨を置くなどして路面店に進出。後述する女性客を意識し、猥雑さを取り払い明るい清潔な雰囲気に改装する店舗もある。またアダルトグッズ制作会社による直営店(アンテナショップ)もオープンしている。
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