他のヴァルカン人とトゥポルの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/16 02:30 UTC 版)
「トゥポル」の記事における「他のヴァルカン人とトゥポルの違い」の解説
トゥポルと他のヴァルカン人キャラとの違いを一つ上げると、ヴァルカン人が地球人に対しての言葉で多く見られてきた「非論理的」との言葉が少ない。 ヴァルカンと同盟関係にある、アガロンの指導者が同盟締結協議の際、ヴァルカンに助けを求めた。100名以上のヴァルカン・エージェントが整形手術を受け、腐敗した政治組織に潜入した。最後には、彼らの働きでそこにいた犯罪組織を一掃できたが、19名は戻らなかった。保安省は19名を確保する為に新たな工作員チームを結成し、その中にトゥポルもいた。記録上では、トゥポルは割り当ての6名の中で1名だけ取り逃がしてしまうが、本当は割り当ては6名ではなく7名であり、武器に手を掛けた逃亡者に反射的に発砲し、トゥポルは1名殺してしまっていた。トゥポルは逃亡者ジョセンを殺した罪悪感の為に精神が不安定になり、ヴァルカン保安庁を辞任してプジェムの聖地で導きを求め、フララの儀式を受け記憶を封印していた。結果は罪悪感だけが残り、その影響がトゥポルの性格面に出ている。 「ヒーローたちの帰還」での、トリップとトゥポルの母親トゥレスの会話では、トゥポルはヴァルカン人としては感情的だと言われている。トゥレスの説明で分かるが通常ヴァルカン人はお礼を言う文化は無いが、トゥポルは他のヴァルカン人とは違い感謝の言葉を素直に表現する。他のヴァルカン人は、基本的に自分達の文化や風習を曲げる事はしない。トゥポルもスタートレック:エンタープライズ初期の頃は通常のヴァルカン人と同じであったが、彼女を変えるきっかけがあった。それは「追放された者への祈り」でのヴラー大使との出会いが大きく影響を受けたようだ。ヴラー大使は「私たちにも感情はある。ただ隠すのが上手いだけ」とトゥポルに言い、通常ヴァルカン人は肌の接触を極端に嫌う種族だがヴラー大使はアーチャーとトリップと握手までしている。ヴラー大使は部屋を貸してくれたホシを呼ぶようにトゥポルに指示し、トゥポルは人間の体臭を気にして抗議をするのかと思っていたが、逆にお礼を言いたいと言う。トゥポルにとっては、そんなヴラー大使の行動と言動に失望と苛立ちを覚えたようだ。トゥポルは大使として多くの功績と彼女に対する憧れを抱き、今の仕事を選んだ事もある。一度は大使に失望するトゥポルだが、ヴラー大使の考えや行動、自分の仕事に対する責任感、そして何よりもヴァルカン人の流儀だけでは、他の種族と付き合っていくことはできないとヴラー大使から学ぶ。トゥポルはヴラー大使への尊敬を新たにし、彼女の性格面に多くの影響を与えたと思われる。
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