にっ‐ぱち【二八】
に‐はち【二八】
二・八
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/24 13:24 UTC 版)
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起源は不明だが、その名の通り、数字の2と8が関わってくる。一部に麻雀の用語を使用しているが、ゲームの性格は麻雀とは異なり、ウノやドボンに近い。
目次
ルール
3、4人を目安に一人4枚のカードを人数分配り、山札のうち1枚を表にして山札の横に置く。ゲームの初めはジャンケン、次からは前の勝者から始める。反時計回りに順番が回り、自分の番が回ってきたら出ているカードと同じ数字か同じマークのカードを1枚出すことができる。もし、出せるカードが無い場合、山札からカードを1枚引く。ただし、引いたカードをそのまま出すことはできないので、次の人に順番が回る。これを繰り返して、自分の手札を無くした人の勝ちになる(こうしてあがることを「ツモ」と言う)。
ポン・カン
「ポン」は自分以外の人が出したカードにのみ有効で、順番に関係なくできる。出たカードと同じ数字を2枚持っていたら「ポン」と言い、その2枚を出すことができる。ポンをしたら、その次の人に順番が回る。(「カン」は、出たカードと同じ数字を3枚持っていたら成立する)。
ドン(ロン)
「ドン」(ロン)も自分以外の人が出したカードにのみ有効で、順番に関係なくできる。出たカードの数(1 - 13)と、自分の手札のカードの数字の合計が一致した時、「ドン」と言い自分のカードをすべてを無くすことができる(勝ち)。
2人以上が同時にドン(ロン)と言うこともあり、それを「ダブルドン」(ダブロン)と言う。
- (例) 相手が11を出す→その時の自分の手札が「1・4・6」だった→ドン(ロン)
足し算のミスや見逃してしまったドン(ロン)は無効、もしくは誤ドンとする。
ツモ返し(逆ロン)
ツモ返しはドンに似ているが、相手がツモをしたとき、自分のカードの数字の合計が一致していれば「ツモ返し」と言って自分のカードすべてを無くすことができる(勝ち)。
これもまた、2人以上が同時にツモ返しをすることがある。
- (例) 相手が11でツモをする→その時の自分の手札が「1・4・6」だった→ツモ返し
ドン返し
また、相手からドンされたときの自分の手札がその数字なら、「ドン返し」と言って自分のカードすべてを無くすことができる(勝ち)。ダブルドンされたときのドン返しは、ドン返しした人の1人勝ちとなる。
- (例) 自分が11を出す→相手がドンをする→そのときの自分の手札が「1・4・6」だった→ドン返し
ドン範囲の拡張
上記で説明した「ポン」は、その数字の1 - 3倍(カンは4倍)まで範囲が広がり、ポンまたはカンした以外の人はその範囲でドンができる。これも2人以上が同時にドンをすることがある(ダブルドン)。
- (例) 自分が11を出す→相手がポンをする→そのときの自分の手札が「8・5・4・3・2」だった→22でドン
また、ダブルドンの数字が異なる時もある。その際のドン返しは、どちらか1つにしかできない。
- (例) 11と22でドンされる→そのときの自分の手札が「8・5・4・3・2」だった→22でドン返しと11でドンされる。
2・8
数字の2が出たら、「ポン」、「カン」や「ドン」が無い限り、出した以外の人は山札のカードを2枚ずつ順番に引く。そして、また出した人の順番が回ってくる(同じように、数字の8が出たら1枚ずつ引く)。
特殊なドン
- ポンまたはカンで手札が無くなったときのドン返しは、上記の通り倍数でもできる。
- カードを配った後、最初に出たカードにドンしたときを「配牌ドン」(はいぱいどん)と言う。
点数
二・八のカードにはそれぞれ点数がついており、それぞれ10以上が1点、8が2点、2が3点になる。
ツモの場合、ツモをした以外の人はそれぞれ持っている点数カード分を支払う。ツモ返しはドンと似ているので、その数字分された人は支払う。また、直前のマークチェンジによりツモとなってしまったときは、マークチェンジをした人が全点数を支払う(責任払い)。
ドンの場合、以下の2種類の方法があり、このどちらかを使用する(ダブルドンも同様)。
- ドンした以外の人のカードの点数すべてをドンした数に足し、された人はそれを支払う。ドン返しも同様に、ドン返しした以外の人のカードの点数すべてをドン返しした数に足し、された人はそれを支払う。
- ドンされた人のカードの点数をドンした数に足し、された人はそれを支払う。ドン返しも同様に、ドン返しされた人のカードの点数をドン返しした数に足し、された人はそれを支払う。
また、ポン・カンによるダブルドンは上記のドン範囲の拡張より、点数計算を個別に行う(ドン返しも同様)。数字が異なるときのドン返しは片方では払い、もう一方ではもらうということになる。
配牌ドンはその数字にそれぞれが手札の点数カードを足し、その2倍の点数をした人に支払う。2人以上のときは、他が2人以上に支払う。
誤ドンした人はその数字分をされた人に支払う。
地方ルール
- 最初のカードが1だったゲームは、点数を2倍で計算する(倍場)。
- 配牌ドンの2倍を4倍で計算する。
関連項目
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二八
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 01:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動二八(にっぱち)とは、2月と8月に売り上げが下がる法則を示した俗語である[1]。
原因
2月と8月に売り上げが落ちる理由として、2月は12月から1月まで出費のかさむ行事(クリスマス・正月・忘年会・新年会など)があり、その反動として2月は出費を抑えようとするため売り上げが落ちる[2]。もう一つの理由としては、季節的に2月は寒いのでお客の購買意欲が下がることも理由として挙げられる。8月は季節的に暑いのでお客の購買意欲が下がり、さらにお盆があるためにお店に行かないので売り上げが下がる[1]。
当てはまる業種と当てはまらない業種
この法則に当てはまる業種としては流通業界[3] や建築業界[1]、さらには音楽業界もその時期はリリースが少ない[4] などさまざまな業種に影響している。
ただし何もかもが当てはまるかと言えばそうではなく、例えば2月ではバレンタインデーがあるため日本のチョコレートの年間消費量の2割程度がこの日に消費される[5]。8月は、お盆があるため公共交通機関を利用し、交通業界の売り上げが上がる。2013年の統計ではJR6社の利用者数は約1256万人の人たちが利用している。全日空と日本航空の国際線では49万人、国内線では264万人が利用している[6]。
また8月では、CLUB BBQの会員に向けた外食アンケートによると、「外食する回数は他の季節と変わらない」と回答した人は84.9%となっている。ただし飲食店での勤務経験がある人では19.3%が客入りが悪いと回答している[7]。
その他
- 蕎麦、または蕎麦屋の俗語。江戸時代は二八の十六文が蕎麦の値段だったから、また全て蕎麦粉を用いる十割そばに対して、食感を滑らかにするためのつなぎとして小麦粉を2割入れた蕎麦のことを指す。また蕎麦屋を指す語としても用いられる。
- 2かける8で数字の16、また16歳の意味。
脚注
- ^ a b c 二八 日本語俗語辞書 株式会社ルックバイス運営
- ^ 売り上げが伸びない「ニッパチ」のために 日経BP社 2013年1月30日
- ^ 商売が落ち込む月「ニッパチ」 日経Bizアカデミー 2013年3月27日
- ^ 音楽業界の常識"ニッパチは売れない"を覆す、ホルモン『予襲復讐』のメガヒット Real Sound 2013年8月15日
- ^ 「カカオはロッテ」チョコワールド チョコレート歴史館 みんなチョコが大好き!世界のチョコレート文化 (インターネットアーカイブ)
- ^ お盆のJR・航空利用客、天候に恵まれ前年比増 読売新聞 2013年8月19日
- ^ 8月の外食機会はいつもと変わらない9割~飲食店勤務経験者の2割は「ニッパチの法則」を実感 rTYPE 2009年8月20日
二八
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